2026年第1四半期のGDP成長率は前年同期比2.2%、公共支出と個人消費が成長を牽引

(コロンビア)

ボゴタ発

2026年05月20日

コロンビア国家統計局(DANE)は5月15日、2026年第1四半期(1~3月)の実質GDP成長率は前年同期比2.2%だったと発表した(添付資料表参照)。

産業別成長率をみると、行政・防衛(5.7%)、商業(2.9%)、製造業(2.9%)、芸術・エンターテインメント(3.2%)がGDPの成長に貢献した。行政・防衛では強制加入型の社会保障制度(8.2%)、製造業では家具、マットレス、ベッドフレーム、商業では自動車・バイクのメンテナンスと修理(6.0%)、芸術・エンターテインメントでは芸術、娯楽・レクリエーション・そのほかの活動(4.1%)が特に伸びた。マイナス成長となったのは、建設(マイナス5.4%)、農林水産(マイナス1.4%)、鉱業(マイナス0.1%)だった。落ち込みが目立ったのは、連日の豪雨により生産が低下したコーヒー栽培(マイナス30.5%)、住宅および非住宅建築物の建設(マイナス8.2%)だった。

需要項目別成長率では、民間最終消費支出が2.7%となり、支出目的別では特に通信(5.6%)、家具・家庭用品(4.9%)、娯楽・文化(4.9%)が好調だった。政府最終消費支出は7.8%、国内総固定資本形成は3.7%だった。公共支出と個人消費が成長を牽引した。

コロンビア全国産業連盟(ANDI)のブルース・マクマスター会長は今回の発表を受け、「近年の経済実績に対する公共支出の寄与度の大きさは懸念すべき」「次期政権は、明確な成長戦略を持ち、野心的な目標を掲げるとともに、市場や投資家、企業、そして社会全体に安心感と信頼を与えることが求められる」と述べた。

(木村香菜)

(コロンビア)

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