LGエレクトロニクスの第1四半期の営業利益、前年同期比32.9%増

(韓国)

ソウル発

2026年05月01日

韓国のLGエレクトロニクスは4月29日、2026年第1四半期(1~3月)の業績(連結ベース)を発表した(添付資料表参照)。同四半期の売上高は前年同期比4.3%増の23兆7,272億ウォン(約2兆6,100億円、1ウォン=約0.11円)、営業利益は32.9%増の1兆6,737億ウォンと増収増益だった。

同社は同四半期の全社の業績について、次のとおり総括している。

(1)景気の見通しが不透明な状況にもかかわらず、生活家電やテレビなどの主力事業はプレミアム市場における主導権をベースに好業績を達成した。BtoB事業のコアの電装事業も安定的に成長した。

(2)BtoBやプラットフォームなどの事業は成長が続き、第1四半期のBtoB事業の売上高は前期比19%増、前年同期比1%増の6兆5,000億ウォンとなった。これにより、全社売上高に占めるBtoB事業の割合は36%となった。

次いで、同社は事業部門別の業績については、次のとおり説明している。

(1)HS(ホーム・アプライアンス・ソリューション)事業本部(洗濯機、冷蔵庫など)

売上高は四半期ベースで過去最高の6兆9,431億ウォン、営業利益は5,697億ウォンだった。原材料価格上昇と米国関税の影響があったものの、8.2%の売上高営業利益率を記録した。市場の変化に合わせ、プレミアムゾーンとボリュームゾーンを同時に攻略し、オンライン・家電サブスクリプションの割合を拡大する戦略が効果を発揮した。

(2)MS(メディア・エンターテインメント・ソリューション)事業本部(テレビ、ノートパソコンなど)

売上高は5兆1,694億ウォン、営業利益は3,718億ウォンだった。特に、営業利益は、プレミアム製品の好調な販売、webOS(注)プラットフォーム事業の成長、マーケティング費用の効率化などにより、前期の赤字から黒字に転換し、前年同期と比べても大幅に増加した。

(3)VS(ビークル・ソリューション)事業本部(自動車電装部品など)

売上高は3兆644億ウォン、営業利益は2,116億ウォンとなり、売上高、営業利益ともに四半期ベースでは過去最高となった。車載インフォテインメント(Infotainment)ソリューションは、欧州完成車メーカーを中心に、プレミアム化が進展し、採用モデルが増加したことにより、売上高が増加した。

(4)ES(エコ・ソリューション)事業本部(空調システムなど)

売上高は2兆8,223億ウォン、営業利益は2,485億ウォンだった。中東情勢による消費者マインドの悪化とコア事業の増員による人件費増加などで、売上高、営業利益ともに前年同期に比べて減少した。

(注)webOSは、アンドロイド、iOSなどのオペレーションシステム(基本ソフト)の1つで、現在、LGエレクトロニクスが開発・使用しているリナックス・ベースのモバイル運営システム。

(李海昌)

(韓国)

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