ジェトロ、「北京ウイスキーフェスティバル」で日本産蒸留酒を展示

(中国、日本)

北京発

2026年05月29日

中国華北地域で最大級のウイスキー展示会「北京ウイスキーフェスティバル(WHISKY+BEIJING2026)」が5月15~17日、北京市で開催された。主催者によると、来場者数は前年を上回る約2万3,000人に達した。

ジェトロは展示面積36平方メートルの「JETRO日本酒館(以下、日本館)」を設置し、日本産蒸留酒(ウイスキー、焼酎、泡盛)を扱う18社(うち新規5社)の計239SKU(うち新規49SKU)(注1)の商品を展示した。ジェトロが同展示会に出展するのは3回目となる。日本館内では2026年新たにスタンプラリーを実施し、集客数の増加や、ブース内における滞在時間の増加につながり、会場内で注目を集めた。また、前回開催時に好評だった出展商品のカクテル特設売り場を設置した。専門バーテンダーがバイヤーに焼酎や泡盛の飲み方を提案するなど、日本産蒸留酒の新たな活用方法を紹介した。専門バーテンダーのウンウン氏は、「8種類の日本産蒸留酒を使ったカクテルを、28元(約644円、1元=約23円)という若者にも受け入れられやすい価格で提供した。多くの消費者が関心を示し、ブースで出展メーカーに対して詳細情報を求める動きや、購入にもつながるケースもみられた」と話した。

さらに、ジェトロは中国国際唎酒師(きき酒師)協会の李鵬会長を招き、同展示会のマスタークラス(注2)で「日本の蒸留酒はウイスキーだけではない」をテーマに無料セミナーを実施した。焼酎や泡盛8種類の試飲を通じて、多様な原料や製法による魅力を紹介し、参加者から好評を得た。セミナー受講者が後日、知人を連れて再訪し、知識を共有しながら試飲・購入するケースもみられた。

3年連続で出品した日本産蒸留酒メーカーは「足元の消費低迷を感じさせない活気あるイベントだった。業務用(BtoB)販売が難航する中でも、持参したすべての商品に対し、関心を示す来場者がいた。日本産酒類の魅力を伝え、購入機会の拡大につなげるため、今後も積極的に参加したい」とコメントした。

写真 来場者でにぎわう日本館(ジェトロ撮影)

来場者でにぎわう日本館(ジェトロ撮影)

写真 日本産蒸留酒の魅力を伝えるマスタークラス(ジェトロ撮影)

日本産蒸留酒の魅力を伝えるマスタークラス(ジェトロ撮影)

(注1)SKUは、Stock Keeping Unitの略で、受発注や在庫管理を行う際の最小単位。

(注2)マスタークラスとは、特定分野で認められた専門家による関連指導を受ける特別な公開レッスンのこと。

(王瑩)

(中国、日本)

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