TikTok、タイでデジタルインフラを増強へ
(タイ、中国)
調査部中国北アジア課
2026年05月14日
タイ投資委員会(BOI)は5月6日、中国の動画共有サービス大手バイトダンス(字節跳動科技)傘下のタイ法人TikTok System(Thailand)による投資プロジェクトの実施を承認した。BOIによると、同プロジェクトは、バンコク、サムットプラカン県、チャチューンサオ県においてサーバーの追加設置や、データストレージおよびデータ処理インフラの増強を行うもので、タイのデジタルインフラ拠点としての競争力強化につながるとしている。
BOIは同日、同案件を含め合計6件のプロジェクトを承認した。中東を中心に不動産開発やインフラ事業を手掛けるアラブ首長国連邦(UAE)のDAMACグループ傘下のスカイライン・データセンター・アンド・クラウドサービス、米国の投資会社ベイン・キャピタル傘下のブリッジ・データ・センターズ(BDC)によるデータセンター建設などが含まれ、投資額は合計9,580億バーツ(約4兆6,942億円、1バーツ=約4.9円)に上り、うちバイトダンスによるプロジェクトの投資額が最大規模で約8,420億バーツだった。
バイトダンスのほか、アリババ集団、テンセントなど中国テック系企業やデータセンター運営企業などが、タイ、マレーシア、インドネシアなどにおいて、データセンター(DC)の開設または拡張計画を進めており(注)、アリババ集団は、2026年末にマレーシアにおいて4つ目のデータセンターを開設する予定だ(「サウスチャイナ・モーニングポスト」5月7日)。
(注)ジェトロ調査レポート「中国企業のASEAN展開に関する動向把握(2026年2月)」参照。
(高畑友香)
(タイ、中国)
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