第1四半期のGDP成長率は前年同期比3.5%、個人消費が堅調
(ペルー)
調査部米州課
2026年05月28日
ペルー国家統計情報庁(INEI)は5月22日、2026年第1四半期(1~3月)の実質GDP成長率は前年同期比3.5%だったと発表した(添付資料表参照)。需要項目別成長率ではGDPの57%を占める個人消費支出が3.6%と堅調な伸びを記録し、成長を牽引した。個人消費支出の伸びは就労者数の増加に加えて勤労所得の増加によるものであるとINEIは分析している。政府消費支出は行政・防衛費や公教育費、公的医療費などの増加により7.2%となった。総固定資本形成は11.9%の高い伸びを記録した。主に民間部門によるもので、住居の増改築や鉱業分野への投資の増加などが要因となっている。輸出は鉛、亜鉛、鉄、精錬銅といった鉱物資源を中心に増加し、1.3%となった。
官民双方での建設事業増加で好調な建設業
経済活動別成長率では建設業が前年同期比13.3%と大幅に伸長した。総固定資本形成の高い成長の要因となった民間による住宅の増改築に加え、オフィス、倉庫、モールなどが多数建設された。公共事業としても、医療施設、道路、橋、トンネルなどの建設が増加した。そのほか、国内外の旅行客の増加によりホテル・外食業も好調で、5.9%だった。建設関連資材の卸売業が好況だったことなどにより、商業も4.9%と高い伸びを記録した。一方で、水産業はマイナス9.2%と振るわなかった。2025年第2漁獲期(2025年11月~2026年1月)のペルー北中部海域におけるカタクチイワシ漁での漁獲量が減少したことが主な要因となっている。
(佐藤輝美)
(ペルー)
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