リヤドでスポーツ投資フォーラム開催、「ビジョン2030」の下でスポーツ産業多様化

(サウジアラビア)

リヤド発

2026年05月12日

サウジアラビアの首都リヤドで4月20~22日、スポーツ投資フォーラム外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます(Sports Investment Forum)が開催された〔2026年4月23日付サウジアラビア国営通信(SAP)外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます〕。スポーツ投資分野の将来について議論する国際的なプラットフォームとして、質の高いパートナーシップと有望な投資機会の創出を目的に、31カ国から5,000人以上が参加、サウジアラビアの同分野に対する国際的関心の高まりを示した。

同フォーラムは、スポーツ産業を成長分野と位置付ける国家改革戦略「ビジョン2030」の下で開催された。主要テーマは、国際スポーツ投資のほか、テクノロジー、スポーツツーリズム、女子スポーツへの投資などだ。50以上のパネルディスカッションやワークショップに加え、企業展示やハッカソン(注)などパートナーシップの促進と新たな機会を創出する場が設けられた。

また、103件の投資機会、144件の投資関心表明および70件超の協定および戦略的パートナーシップが発表された。一例として、投資総額10億リヤル超(約420億円、1リヤル=約42円)のダンマーム・スポーツシティ整備プロジェクトや7億リヤル規模のスポーツ投資ファンド設立、スポーツ分野で2,000人の雇用創出を目的とした人材育成に関する合意などが締結された。

サウジアラビアでは、スポーツ分野を主要な経済の柱として位置づけ、収益源の多様化を図るとともに、スポーツ界における同国の国際的地位を高める取り組みが進められている。eスポーツのみならずフィジカルスポーツにも注力しており、2034年のサッカーFIFAワールドカップの開催に向けた準備を含め幅広い種目の振興に取り組んでいる。

(注)一定期間集中的にアプリケーションやシステムなどを開発するイベント。

(井村文哉)

(サウジアラビア)

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