トランプ米大統領、対イラン交渉は「最終段階」と発言
(米国、イラン、イスラエル、中東)
テルアビブ発
2026年05月21日
米国のドナルド・トランプ大統領は5月20日、米国のアンドリュース空軍基地で記者団に対し発言
し、イランとの交渉が最終局面にあるとの認識を示し、「われわれはイラン問題の最終段階にある。合意に至るか、さもなければ多少手荒な対応を取ることになるかもしれない」と述べ、合意と強硬措置の分岐点にあるとの立場を明確にした。
また、トランプ大統領は交渉姿勢について、「これは一度きりの機会とする。私は急いでいない」と述べる一方で、「多くの人が犠牲になるよりも、少人数にとどめたい」と語り、外交的解決を志向しながらも軍事的選択肢を排除しない姿勢を示した。
トランプ大統領はホルムズ海峡の再開の必要性を強調し、「海峡は開放されなければならない。それは直ちに実現されるべきだ」と述べ、航行の正常化を優先課題と位置付けた。イランの国内情勢については、「現在、イランには大きな不満がある。人々の生活は非常に厳しい」とした上で、「これまでに見られなかったほどの不安定化の動きがある」と指摘し、経済悪化を背景とした社会的動揺に言及した。
トランプ大統領は軍事情勢に関して、「われわれは実質的にイランを掌握した。イランは壊滅状態にある」と主張し、米国の軍事的優位性を強調した。さらに、イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相については、「彼は私の言うことに従うだろう。非常に優れた人物だ」と述べて強い信頼関係を示すとともに、「彼は戦時の首相だが、イスラエル国内で適切に評価されていない」と指摘した。
トランプ大統領は5月19日の自身のSNS「トゥルース・ソーシャル」投稿において、対イラン攻撃について「予定していた攻撃は実施しない」と述べ、実施直前の段階で攻撃を見送ったことを明らかにしていた。
イラン攻撃見送りに関するトランプ米大統領のSNS「トゥルース・ソーシャル」でのコメント画面(トゥルース・ソーシャルのトランプ大統領の公式アカウントより)
イスラエルの軍事衝突の関連情報は、イスラエルとハマスの衝突の特集、イスラエル・米国とイランの衝突を巡る中東情勢関連情報を参照。
(中溝丘)
(米国、イラン、イスラエル、中東)
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