重慶長安汽車、第1四半期は減収減益

(中国)

成都発

2026年05月15日

重慶長安汽車は5月6日、2026年1~4月の累計生産台数および販売台数を発表した。それによると、同期間の生産台数は前年同期比15.1%減の66万6,947台、販売台数は17.7%減の73万6,815台にとどまった。

このうち、新エネルギー車(NEV)の生産台数は17.9%減の20万8,088台、販売台数は7.7%減の23万6,325台と、いずれも減少した。また、自主ブランドについても、生産台数は53万2,888台(18.9%減)、販売台数は60万4,857台(21.5%減)と大きく落ち込んだ。一方、直近の2026年4月単月では、販売台数は前年同月比1.7%増の20万9,500台となり、回復の兆しがみられる。この増加には海外市場の販売拡大(前年同月比69.9%増)と新エネルギー車の販売増(32.2%増)が寄与したとみられる。

また、重慶長安汽車は4月28日、2026年第1四半期(1~3月)の業績を発表した。売上高は前年同期比4.2%減の327億643万元(約7,522億4,789円、1元=約23円)、株主に帰属する当期純利益は74.0%減の3億5,100万元となった。純利益減少の主な要因として、前年同期に為替変動による為替差損の影響が生じたことが要因と説明した(「界面新聞」4月28日)。

グループ間でブランド連携を強化

現地メディアによると、重慶長安汽車の親会社である中国長安汽車集団は2026年4月21日のグローバル発展戦略発表会において、2030年までに新エネルギー車の販売台数を年間240万台、海外市場での販売台数を年間150万台とする目標を掲げた。また同発表会において、同社は、2026年末までに傘下のブランド「深藍(Deepal)」と「阿維塔(AVATR)」について、販売・ブランド面では独立を維持しつつ、技術共有および共同調達などの分野で連携を深める戦略的協業を進める方針を発表した。これによりコストを20~30%削減できると見込んでいる(「上游新聞」4月21日)。

(王植一)

(中国)

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