韓国半導体メーカーSTI、広州市で半導体製造プロジェクトの用地落札
(中国、韓国)
広州発
2026年05月26日
広東省広州市白雲区政府は5月15日、韓国の半導体メーカーSTIが間接出資する東韓半導体(広東)が、広州民営科技園(注1)の用地を落札したと発表した。
白雲区政府によれば、今回の用地はSTIの半導体スマート製造拠点の第1期プロジェクト(注2)向けで、総投資額は15億元(約345億円、1元=約23円)を超え、主にAMB(Active Metal Brazing、活性金属接合)セラミック基板を生産する。同製品はパワー半導体モジュールの重要な基礎材料であり、新エネルギー車やスマートグリッド分野などに広く活用されている。同プロジェクト(第1期)がフル稼働した場合、年間生産額は30億元を超える見込みだ。白雲区政府は、同プロジェクトの完成・稼働により、同区において「設計、製造、封止・検査」から構成される一貫型の半導体産業エコシステムの構築の促進が期待されるとしている。
また、5月20日付の「21世紀経済報道」によると、AIが訓練段階から推論段階に進化するにつれ(注3)、メモリ需要は指数関数的に拡大しており、今後5年間で数千倍に増加する可能性があるという。メモリチップ需要の急増は産業チェーン全体に波及しており、半導体の封止や放熱の中核部材であるセラミック基板分野においても、これまでにない景気拡大局面を迎えている。
(注1)国家科学委員会の認可を受けて1995年に設立された、国内初の民営の国家級ハイテク産業パーク。
(注2)白雲区政府は2月5日、STIと投資協定を締結し、同区において総投資額約124億元のパワー半導体スマート製造拠点を段階的に建設することで合意した。同協定において、第1期プロジェクトとしてAMBセラミック基板の生産を行う計画が示されている。
(注3)AIの訓練段階とは大量データから学習する段階のことを指し、推論段階とは与えられた問題に対して論理的かつ段階的にアプローチを考え、答えを導き出す段階のこと。
(梁梓園)
(中国、韓国)
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