一時停戦下のイラン、物価は上昇も、商品・生活物資に顕著な不足はないもよう

(イラン)

ドバイ発

2026年05月07日

米国・イスラエルとイランとの軍事衝突は2026年2月28日の開始から2カ月余りが経過したが、現在は一時的な停戦状態にある。イランでは治安面で一定の緊張感は残るものの、市民生活はおおむね平常に戻っているようだ。

ジェトロ・ドバイ事務所がイラン在住者らに4月30日に取材した情報によると、イラン国内の市場では商品・生活物資の顕著な不足は見られず、カフェ、スポーツジム、各種サービス業も従来どおり営業を継続しているという。さらに、物流や日常消費活動にも大きな混乱は確認されていないもようだ。

写真 果物などの売り場の様子(現地在住者提供)

果物などの売り場の様子(現地在住者提供)

一方で、物価上昇は顕著であり、家計負担は増大している。地元紙「ドンヤーイェ・エグテサード」紙(3月29日付)がイラン統計センターの情報として伝えるところによると、イラン暦1404年12月(西暦2026年2月20日〜3月20日)の全国世帯のインフレ率は前年同月比71.8%となり、前月比で5.6ポイント上昇した。

中東情勢と世界各国の動きはジェトロ特集「イスラエル・米国とイランの衝突を巡る中東情勢関連情報」を参照。

(ドバイ事務所)

(イラン)

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