海南省で第6回中国消費博が開催

(中国)

広州発

2026年04月27日

中国商務部と海南省政府が共催の「第6回中国国際消費品博覧会」(以下、消費博)が41318日、海南省で開催された。

消費博は、海口市国際会展センターをメイン会場とし、サブ会場として三亜市に国際ヨット展示分会場と瓊海市に国際健康消費展示分会場が設置された。総面積は143,000平方メートルで、前回の消費博より13,000平方メートル拡大した。67カ国・地域から3,400を超えるブランドが出展し、418日付の央視網によれば386点の新製品が発表された。海外ブランドの展示品は全体の65%を占め、前回と比較して20ポイント増となった。主催者によると6日間の会期中に30万人以上が来場し、約65,000人は業界関係者で、そのうち1,800人は海外からのバイヤーだった(「海南日報」420日)。

写真 一般公開日の消費博の様子(ジェトロ撮影)

一般公開日の消費博の様子(ジェトロ撮影)

今回の消費博の主賓国はカナダで、ペット食品や化粧品、農業製品、サプリメントなどを展示した。そのほか、国別ブースにはアイルランド、ドイツ、スイス、イタリア、日本、韓国など22カ国・地域が出展しており、日本企業では三菱商事や大塚製薬が単独でブースを出展した。また、国際総合エリアに設置された日本館では宝飾品や工芸品、服飾関連の企業などが出展した。出展企業からは「今年ブースを訪れた来場者の中には、昨年も足を運んでくれた方もいる」「海南省は上海市などと比較して、まだ日本の商品が十分に流通していないので、それをビジネスチャンスと捉えている」といった声があった。

また、消費博では、海南国際経済発展局(IEDB)が世界オリン・アーツ委員会(World Olymp’Arts CouncilWOAC)と共同で、デザイン性や文化的価値などに優れた製品を選出する「グローバル・グッドギフト 消博セレクション」の年間選定イベントを行った。この選定において、日本館に出展していた伝統鋳物製造の荒井工房(山形県)が銀賞を受賞した。

写真 日本館の様子(左)、主賓国のカナダパビリオン(右)(ともにジェトロ撮影)

日本館の様子(左)、主賓国のカナダパビリオン(右)(ともにジェトロ撮影)

AIスマートグラスの展示エリアでは、華為技術(ファーウェイ)、杭州霊伴科技(Rokid)などの主要ブランドが出展し、それぞれのブースで技術力を競う展示が行われた。各社は空間コンピューティング、端末側での大規模言語モデル、多言語リアルタイム翻訳、AIによる瞬時撮影といった先端機能を紹介し(「三亜新聞網」418日)、来場者は実際にAIスマートグラスをかけて体験した。AIスマートグラスを展示していた出展者は、翻訳機能について旅行会社向けにプロモーションしていると説明し、これまでに蓄積してきたデータ量などが競合他社との差別化につながっていると強調した。

写真 AIスマートグラスの中国メーカー(ともにジェトロ撮影)

AIスマートグラスの中国メーカー(ともにジェトロ撮影)

(西村京子、黄子珊)

(中国)

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