マニラ国際自動車展示会、中国ブランドを中心としたEVへの関心高まる
(フィリピン)
マニラ発
2026年04月27日
フィリピン・マニラ首都圏で4月9~12日、国際自動車展示会「マニラ・インターナショナル・オートショー(MIAS)」が開催された。MIASは、ワールドベックス・サービシズ・インターナショナルが主催するもので、今回は「Powering Mobility(モビリティーの推進)」をテーマに25社が出展した。会場はパサイ市のワールドトレードセンター・メトロマニラおよびフィリピン貿易研修センター(PTTC)の2カ所で、4日間の来場者数は18万人(2025年比で約1万人増)に達した。一般入場も可能な本展示会は、初日の9日が祝日だったこともあり、例年と比較して家族連れの来場が多かった。また、中東情勢の影響による燃料費の高騰を背景に、電気自動車(EV)のモデルへの関心が高まった。
東風小康汽車(DFSK)の出展ブースの様子(ジェトロ撮影)
出展した自動車メーカー・ブランドでは、比亜迪(BYD)、長安汽車(CHANGAN)、奇瑞汽車(CHERY)、捷途(JETOUR)、上海汽車(MG)など、中国勢の存在感が大きかった(注)。そのほか、BMW(ドイツ)、起亜(韓国)、タタ・モーターズ(インド)なども出展した。
タタ・モーターズの出展ブースの様子(ジェトロ撮影)
これまでMIASに出展してきた日本の自動車メーカーの出展はなかった。なお、日本メーカーが所属するフィリピン自動車工業協会(CAMPI)は、MIASとは別に、2026年6月に「フィリピン国際モーターショー(PIMS、2024年11月7日記事参照)」の開催を予定している。PIMSは隔年で開催されており、前回は7社の日本メーカーが参加した。
BYDの出展ブースの様子(ジェトロ撮影)
価格をみると、BYDのコンパクトEV「シーガル(SEAGULL)」が93万8,000ペソ(約245万円、1ペソ=約2.6円)、SUV(スポーツ用多目的車)タイプのプラグインハイブリッド車(PHEV)「シーライオン6(SEALION 6)」が154万8,000ペソだった。また、起亜が2026年4月に発表した新型コンパクトSUV「EV5」はグレードGLSが269万8,000ペソ、人気の大型ミニバン「カーニバル(Carnival)」はハイブリッド車(HEV)モデルのSX+ターボハイブリッドATが349万8,000ペソで提示されていた。
(注)上記以外の出展企業は、長城汽車(GWM)、広州汽車(GAC)、吉利汽車(GEELY)、騰勢(DENZA、BYDとメルセデス・ベンツの合弁)、RADAR(GEELY傘下)、Lynk & Co、212、ROX、問界(AITO)、東風小康汽車(DFSK)、福田汽車(FOTON)、北京汽車(BAIC)、DEEPAL(CHANGAN傘下)、OMODA/JAECOO(CHERY傘下)。
(西岡絵里奈、アギラー・パールホープ)
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