トーカロ、米アリゾナ州に半導体製造装置部品などへの表面改質加工拠点を設置
(米国)
ロサンゼルス発
2026年04月09日
米国アリゾナ州のアリゾナ商業公社(Arizona Commerce Authority、ACA)は4月2日、半導体製造装置部品などへの表面改質加工事業などを行うトーカロ(本社:兵庫県神戸市)が同州チャンドラー市に産業用スペースを賃借したことを発表
した。本新拠点は同社の米国における継続的な事業拡大を支えるとともに、半導体製造装置メーカーをはじめとする高度製造業の顧客に対するサービス提供能力を強化する役割を担うとされている。
同社はすでにカリフォルニア州に現地法人を有しているが、半導体製造装置部品の表面改質加工事業において、米国内でのサプライチェーン構築を強化するための体制を整え、米国でのビジネス拡大を図る観点から、アリゾナ州に新会社を設立することを2025年8月に発表していた。
同地での拠点設置の理由として、チャンドラー市が有する確立されたイノベーション・エコシステム、高度なスキルを持つ労働力、主要な交通網やテクノロジー回廊への近接性が、同社が同市を選定する上で決定的な要因になったとされており、同社は「チャンドラー市の環境と物件が事業運営ビジョンと完全に合致していると確信した」とコメントしている。
また、同市は今回の拠点設立がもたらす経済的波及効果の大きさを強調するとともに、半導体産業や高度製造業に対する継続的な支援姿勢を表明している。ケビン・ハートキー市長は「トーカロの高度な表面処理および溶射技術は最先端の半導体製造装置にとって不可欠な要素。同社がチャンドラー市への進出を決定したことは、当市の労働力、インフラ、ビジネス環境に対する強い信頼の表れといえる。今回の投資は半導体サプライチェーンを強化し、質の高い雇用を創出するとともに、世界の半導体エコシステムにおけるチャンドラー市の役割をさらに強固なものにするだろう」とコメントした。
(堀永卓弘)
(米国)
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