優必選、江蘇省に年産1,000台の人型ロボット最終組み立て基地を建設
(中国)
上海発
2026年04月21日
江蘇省塩城市塩南高新技術産業開発区管理委員会は4月16日、同区と中国の人型ロボットメーカーの優必選科技(UBTECH)が4月13日に塩城市における「江蘇省工業用二足歩行人型ロボット最終組み立てスマート製造基地」の建設に関する契約を締結したと発表した。同基地は完成後、年間500台から1,000台の人型ロボットの生産が可能となり、江蘇省における工業用人型ロボットの大規模生産基地となる。
同基地は、研究開発・製造、データ訓練、標準制定、人材育成を一体化した総合拠点となる予定。同プロジェクトでは併せて「江蘇省エンボディドAI(具身智能)訓練データ収集テスト公共サービスプラットフォーム」が整備され、大量なデータ収集を通じて、ロボットの研究開発に高品質なデータサポートを提供し、製品の実用シーンへの早期導入を加速させる役割を担う(「人民網」4月14日)。
プロジェクトの受け入れ側である塩城市は、人工知能(AI)分野の獲得に積極的に取り組んでおり、「エンボディドAIロボット産業発展3カ年行動」を実施し、長江デルタ地域のエンボディドAIロボット製造集積区とイノベーション応用試験区の構築に力を入れている。
優必選科技は2025年末に1,000台目の工業用人型ロボット「Walker S2」のラインオフを達成し、小ロット量産から本格的な大規模な量産段階に入っている(「深圳特区報」3月5日)。同社は2026年に工業用人型ロボットの年産能力を1万台規模に引き上げる目標を掲げており、その実現に向けて2026年3月にはシーメンスデジタルインダストリーズソフトウエアとの戦略協力枠組み協定を締結した。シーメンスは優必選科技に対し、コア技術の研究開発から量産化までのデジタルトランスフォーメーション全体の計画および技術実装ロードマップの策定で協力するとした。
(龐婷婷)
(中国)
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