米メリーランド州で日本酒ペアリングイベント開催
(米国、日本)
ニューヨーク発
2026年04月06日
米国農林水産物・食品輸出支援プラットフォーム(以下、プラットフォーム)は2月2日、メリーランド州ボルティモアで、日本酒のエデュケーションおよびペアリングイベントを開催した。
本イベントは、北米酒造組合が実施したもので、今回はケンタッキー州レキシントン、マサチューセッツ州ボストンに続き3回目。北米酒造組合の理事で、酒蔵のオーナー兼杜氏のアンドリュー・セントファント氏による日本酒の製造方法や歴史、現地の酒蔵について説明があった後に、出席者との活発な質疑応答が行われた。
アンドリュー氏による講義の様子(ジェトロ撮影)
その後、会場を変えて日本酒のペアリングイベントを実施。日本酒や和牛の輸入業者によるレクチャーのほか、現地のレストランによる和牛を使った料理とのペアリングも行われ、地元のレストランやバーなどの飲食関係者約40人が参加した。
レクチャーおよびペアリングイベントの実施風景(ジェトロ撮影)
地元レストランによる和牛を使った料理(ジェトロ撮影)
参加者からは、日本酒の特徴や適した料理などについての質問など、活発な意見が交わされたほか、当日和牛を使った料理を提供したレストラン関係者も「和牛を使ったのは初めてだったので、貴重な経験ができた」とのコメントが得られた。
日本の農林水産省の発表によれば、2025年の日本農林水産物・食品の輸出額は、1兆7,005億円(対前年比12.8%増)となり、対米輸出は2024年に引き続き第1位の2,762億円(対前年比13.7%増)を記録した。
ボルティモアは、多様な食文化を持つメリーランド州最大の都市であり、クラフトビールやワインなどの祭典も数多く開催されている。今回のレストラン・バーテンダー向けのペアリングイベントを契機に、日本酒の需要が喚起されることが期待される。アルコール飲料市場は日本の15倍以上(注)といわれる米国において、引き続きプラットフォームでは日本酒の認知度向上、需要喚起の取り組みを支援し、輸出拡大につなげたい。
(注)2023年の米国におけるアルコール飲料の市場規模は、約2,946億ドル(約45兆円)、日本は約3兆円(米国におけるアルコール飲料調査レポート2024年3月作成)。
(橘田繁樹)
(米国、日本)
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