武漢市が「AI+」推進へ行動プランを発表、2028年までにAI産業規模を2,000億元以上目指す
(中国)
武漢発
2026年04月03日
武漢市政府は3月23日、武漢市の「人工知能+(AIプラス)」を推進する行動プラン
を発表した(文書は2月15日付)。2028年までに武漢市のAI産業規模を2,000億元以上(約4兆6,000億円、1元=約23円、注)に拡大し、AI関連企業を1,500社以上集積させ、国際的な影響力を持つAI都市としての基盤を確立させるなどとしている。主な取り組み内容は次のとおり。
(1)産業基盤の強化:メモリチップ、光モジュール、光ファイバーなどの分野における中核技術の開発を進め、クラウドサービス事業者の育成を支援し、クラウドサービス産業の発展を促進する。AIを使ったサービス事業者の誘致・育成を強化し、「モデル・アズ・ア・サービス(MaaS)」および「エージェント・アズ・ア・サービス(AaaS)」の発展を推進する。ウェアラブル端末、AI搭載スマートフォン、AI搭載コンピュータ、人型ロボット、スマートホーム、スマートコネクテッドカーなど次世代スマート端末を育成する。医療、検査・検測、農業、介護などの専用ロボットを重点的に開発する。
(2)各種産業におけるAI活用:製造業では、研究開発・設計、実証試験、生産、サプライチェーン管理、経営管理およびサービスといった全プロセスにおいてAI実用化を加速させる。サービス業では、AIを活用した物流、設計、ソフトウエアなど生産関連サービス分野での活用を推進し、AIとサービス業の融合を深化させる。
(3)消費におけるAI活用:商業、貿易サービス分野におけるAIの活用を深化させ、ライブコマース集積エリアのスマート化を推進し、デジタルマーケティングなどの新業態を育成する。スマート端末製品の消費拡大と質の向上を推進し、商業エリアおよび地域コミュニティー、キャンパスなどにスマート端末体験センターの設置を支援する。
(4)民生分野におけるAI活用:教育分野専門のAIエージェントを開発し、デジタル化された高効率の授業を普及させるとともに、教育の各段階におけるデータ収集および分析を深化させる。医療機関におけるAI活用を推進し、「診断前・診断中・診断後」の全過程を対象に、スマート受診や意思決定支援、スマート管理などのAI活用シーンを構築する。
(5)ガバナンスにおけるAI活用:市内公共施設のスマート化改修を推進し、道路、橋梁(きょうりょう)およびトンネルのスマート監視・保守を強化する。
(注)なお、2025年12月18日付「長江日報」によると、2024年の武漢市のAI産業規模は700億元となり、2025年には1,000億元を突破する見込みであるとの記載があるほか、AI関連企業は1,000社余りが集積しているという。
(廣田瑞生)
(中国)
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