「友好の日」に合わせ食のイベント、あられやゲートボール用品にも商機
(ペルー、日本)
リマ発
2026年04月07日
ペルーの首都リマの旧市街地で、日本食の影響を受けた日系料理(ペルー風日本料理)の祭典「GOCHISO PERU」が3月28日に開催された。
主催者の日系ガストロノミー協会のフェリペ・キクチ会長は同日、ジェトロに対し、この催事の意義は2つあると話した。1つ目は、1899年4月3日に最初の日本人移住者がリマ近くのカジャオ港に到着したことから制定された「日秘友好の日」を非日系人の方にも知ってもらうことだ。2つ目は、日本の花見の季節に合わせ会場に造花の桜を設置し、日本らしさを感じながら食に親しんでもらうことだ。対象は一般消費者で、商談スペースは設けられていない。なお、8月には3日間連続で同様のイベントを行う予定だという。
会場の様子(ジェトロ撮影)
日系人が経営するキョーダイ(Kyodai)のブースでは、日本産食品と日用品を販売していた。シャロン・ヤラ営業課長はジェトロに対し、「ふりかけとあられの売り上げが好調で、ふりかけはたまご味が人気だ」と話す。ふりかけはこれまで日系人向け商品だったが、「非日系人の方がたまご味のふりかけを求めるケースが増えていて、日本のアニメなどの影響でふりかけの存在を知る消費者が増えているようでうれしい」と手応えを感じている。今後、取り扱いたい商品として、個包装餅とゲートボール用品を挙げた。同社にゲートボールのスティックとボールを扱っていないかという問い合わせがあると話す。ヤラ氏によると、南米では特にブラジルとペルーにゲートボール・チームが多い。中国や韓国のメーカーのスティックもあるが、ペルーの愛好家の間では品質の高さと打ちやすさから日本メーカーのスティックで打ちたいという声が強いという。
ゲートボール用品にニーズがあると話すキョーダイのヤラ営業課長(右)(ジェトロ撮影)
同じく日系人が手掛け日本産食品を販売するフク・ストア(Fuku Store)では、ディアナ・ヒガオンナ輸入課長が「あられや餅をイメージさせる菓子類(もち米の代わりに求肥などを使用したものも含む)のほか、ドラゴンボール、アンパンマンなどキャラクターのついた菓子類の売れ行きが好調」だと説明する。おまけのシールなどを集めることを目的に購入する人も多いという。2026年3月にジェトロが九州地域とFOODEX JAPAN会場内で開催した食品輸出商談会に参加したヒガオンナ氏によると、2026年は大統領選挙イヤーにもかかわらず消費者の購買意欲は引き続き旺盛で(注)、今後も日本産食品の発掘を続ける意向を示した。
日本産食品の発掘に意欲を示すフク・ストアのヒガオンナ輸入課長(左)(ジェトロ撮影)
(注)通常、ペルーでは選挙イヤーは政治的不確実性から景況感が下向き、消費も落ち込む傾向がある。
(石田達也)
(ペルー、日本)
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