カナダ連邦下院補欠選挙で与党・自由党が勝利、下院の過半数を確保
(カナダ)
トロント発
2026年04月16日
カナダで4月13日、連邦下院の3選挙区で補欠選挙
が実施され、マーク・カーニー首相率いる自由党が全ての選挙区で勝利
した。これにより自由党が下院の過半数の議席を確保し、政権の安定的な維持に前進した。
オンタリオ州トロント市内の2選挙区では、自由党所属議員の辞任や転任に伴い欠員が生じていた。ケベック州のテレボンヌ選挙区では、2025年総選挙で自由党候補がわずか1票差で当選した後、未集計の郵便投票を巡る訴訟を経て、カナダ最高裁が選挙結果を無効と判断し、再選挙になっていた。自由党は、補欠選挙前は少数与党だったことから、本選挙による過半数復帰と、それに伴う政権運営の安定化や今後の政策遂行への影響の観点から注目されていた。
カーニー首相は、下院で新たに過半数を獲得したことで、委員会での議論環境が改善されるとの見通しを示すとともに、今後は政府の優先事項として主要政策の推進に注力する考えを明らかにした。また、フランソワ=フィリップ・シャンパーニュ財務相は「与党が過半数を確保したことで、政府が経済政策を含む重要課題に速やかに取り組むことが可能になった」との認識を示し、4月28日に春の経済見通し(Spring Economic Update)を公表する予定であることも明らかにした。
(井口まゆ子)
(カナダ)
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