UAEがOPECとOPECプラスからの脱退を発表、「国益と市場ニーズへの貢献のため」と声明

(アラブ首長国連邦、中東)

ドバイ発

2026年04月30日

4月28日付国営エミレーツ通信(WAM)外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますによると、アラブ首長国連邦(UAE)は5月1日付でOPECおよびOPECプラス(注)から脱退すると発表した。

声明によると、UAEは現在および将来の原油生産能力を見直した結果、この決定に至り、決定は「わが国の国益と、市場の差し迫ったニーズを満たすために効果的に貢献するという、われわれのコミットメント」に基づいているとした。声明は「OPEC脱退後も、UAEは需要および市場環境に合わせて、段階的かつ慎重に生産を増加させることで、責任ある役割を継続する」とも述べた。

UAEは、OPECの加盟国のうち第4位の生産量を有する(2026年4月29日付OPEC「Annual Statistical Bulletin 2026」外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)。近年、OPECおよびOPECプラスとしては原油価格を保つために協調減産に取り組む一方(2024年10月8日記事2024年12月9日記事参照)、UAEは増産を主張し、意見の食い違いが目立っている、と報じられてきた。UAE国内の原油のほぼ全てを生産しているアブダビ国営石油会社(ADNOC)は、2027年までに日量500万バレルの生産能力拡張を目標としている。

(注)OPEC加盟国のイラン、イラク、クウェート、サウジアラビア、ベネズエラ、リビア、アラブ首長国連邦(UAE)、アルジェリア、ナイジェリア、ガボン、赤道ギニア、コンゴ共和国の12カ国と、非加盟の産油国のアゼルバイジャン、バーレーン、ブラジル、ブルネイ、カザフスタン、マレーシア、メキシコ、オマーン、ロシア、スーダン、南スーダンの11カ国で構成する。

(植田一全)

(アラブ首長国連邦、中東)

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