米ボストンで世界最大級の水産見本市開催
(米国、日本)
ニューヨーク発
2026年04月06日
米国マサチューセッツ州ボストン市で3月15~17日、北米最大の水産専門見本市「シーフード・エキスポ・ノースアメリカ(SENA)2026」が開催された。SENAは世界3大水産見本市の1つとされ、今回で44回目を迎えた。50カ国・地域から1,215の出品者が参加し、中国やノルウェー、カナダなどの国が大規模なパビリオンを出していたほか、新たな出品国・地域としてコスタリカや香港、モルディブ、ニュージーランド、スウェーデンおよびスイスなどが加わった。
SENA会場の入り口と全景(ジェトロ撮影)
ジェトロは、日本産の水産品や水産加工品などを取り扱う日本企業23社・団体が出品する「ジャパンパビリオン」を設置し、出品者の商談機会を創出した。
ジャパンパビリオン来訪者の様子(ジェトロ撮影)
ジャパンパビリオンでは重点品目であるブリやタイ、ホタテの他にもキャビアや漬魚、イクラ、タコ、天然魚の刺身やすり身など、幅広い商品が並んだ。水産物のほかにも、わさびやしょうゆなどの商品も展示され、パビリオンは活気があふれ、現地バイヤーからの関心も多く寄せられていた。
ジャパンパビリオンでは、北米のみならず、アジアやアフリカ向けなど世界各地への引き合いがあり、活発な商談が行われた。出品者からは、「既存の顧客と新規商品の商談のほか、新規バイヤーからの引き合いもあった」「米国の新規バイヤーの開拓はもちろん、米国以外からの引き合いも多数得られた」「今回の出展を通じて、商品へのフィードバックを得ることができた。今後フィードバックを商品に反映していきたい」「バイヤーからは味のわかりやすさ、商品の新しさ、サステナビリティーなどのポイントが評価された」とのコメントがあった。
品目団体ブース来訪者の様子(ジェトロ撮影)
SENAには、ジャパンパビリオン出品者のほかにも、日本から複数社・団体が単独出品しており、日本養殖魚類輸出推進協会(JFFEA)がブリの解体ショーを実施したほか、一般社団法人日本ほたて貝輸出振興協会は日本産のホタテおよびホタテ加工品の試食会を実施した。
展示会場では商談はもちろんのこと、米国やその他地域のマーケット事情や、業界トレンドが把握できる場でもある。会場内にはニュープロダクト・ショーケースエリアが設置され、過去18カ月以内に発表された、または北米市場で市場投入予定の最新製品も展示・紹介された。サーモンスナック・スティックや、定番のカリフォルニアロールから着想を得たスシベイク(注)などのほか、ファイナリスト製品の1つには、あづまフーズ(本社:三重県菰野町)のたこわさびも展示されていた。
ニュープロダクト・ショーケースの展示内容(ジェトロ撮影)
次回のSENAは、2027年3月7~9日に開催される予定だ。
(注)巻きずしの材料を巻かずに耐熱容器に敷き詰め、オーブンで焼いた寿司のアレンジ料理のこと。
(橘田繁樹、津村アンナ)
(米国、日本)
ビジネス短信 a6ff5e060473cf08





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