首都リヤドのスーパーに並ぶ生活物資、食料品や日用品などの供給は安定
(サウジアラビア)
リヤド発
2026年04月17日
サウジアラビアの首都リヤドでは、市民生活は平常を保ち、スーパーマーケットや商業施設は通常どおり営業を続けている(2026年4月15日記事参照)。ジェトロ・リヤド事務所駐在員が4月16日に市内の多数のスーパーマーケットを視察したところ、食料品や日用品などの生活物資はいずれもおおむね安定的に供給されている状況が確認された。
こうした状況について、アジアスーパーマーケットのウィーマート(2025年1月14日記事参照)担当者は「現在は西部のジッダ・イスラム港を起点に諸外国から食料品を輸入し、陸送でリヤドへ供給する体制が取られている。商材について目立った欠品は見られていない」と話す。野菜などの生鮮品については、サウジアラビア国内産での代替も進んでおり、店頭には十分な商品が並ぶなど、消費者にとっての影響は限定的だ。
ウィーマート店内の様子、葉物野菜や果物などが十分に陳列(左)、牛肉や水産品など食材が豊富に陳列(右)(ともにジェトロ撮影)
地場スーパーマーケットで陳列されるサウジアラビア産野菜(ジェトロ撮影)
サウジアラビア総合統計庁(GASTAT)によれば、2026年3月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比で1.8%の上昇となったものの、過去1年間を通じて2%前後で推移しており、物価水準全体としては依然として低水準で安定していた。食品・飲料分野についても、月次・年次ともに小幅な変動に収まっており、急激な価格上昇は確認されていない。平均価格データをみても、米、パン、肉類、野菜、乳製品といった基礎食料品の多くは前月比で横ばい、もしくは季節的な範囲での上下にとどまっている。特定の品目では一時的な価格変動がみられるものの、生活全体に影響を及ぼす水準には至っていない。これらを踏まえると、足元では生活物資の供給に大きな支障は見られず、状況はおおむね落ち着いて推移しているとみられる。
(林憲忠)
(サウジアラビア)
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