医療機器のクリエートメディック、インド事業を拡大へ
(インド、日本)
チェンナイ発
2026年04月23日
医療機器メーカー、クリエートメディック(本社:神奈川県)のインド現地法人クリエートメディックインディアの開所式が4月15日、南部チェンナイで開催された。同社は今後、チェンナイを拠点にムンバイ、コルカタ、アーメダバードなど主要都市へ販売網を順次拡大する予定だ。また、代理店経由から直接販売へ移行し、主要病院にシリコーン製カテーテルを中心とした医療機器を供給する。さらに、インド西部・北部・東部地域への展開を視野に入れ、各地の医師と協働してインド特有の製品開発を進める方針だ。薬事への対応や販売の迅速化、臨床評価の推進、教育・サービス強化を通じて事業基盤を固め、物流や為替リスクといった課題に供給ネットワーク強化で対応する。
山根克明クリエートメディックインディア社長は、「日本で培った医療向け技術と品質を、成長著しいインドで実現していきたい。将来的には製造体制の構築も視野に入れている」と述べ、現地での事業拡大に意欲を示した。
クリエートメディックの今澤修社長は、「インドでの事業展開に身の引き締まる思いだ。経営理念である『からだにやさしい医療の未来』を、ここインドで開いていきたい」とあいさつし、販売網の拡充、製品のイノベーション、製造拠点設立を通じてインド市場でのプレゼンスを高める決意を示した。
開所式に参加した高橋宗生・チェンナイ日本総領事は、「今回の現地法人設立はクリエートメディックのグローバル戦略の節目であり、同社の経営理念をインドで実現する記念すべき一歩だ」とあいさつし、インドでの事業展開に期待を寄せた。また、インド血管・インターベンショナルラジオロジー学会(ISVIR: Indian Society of Vascular and Interventional Radiology )を代表してN.K.シャンクマール教授が、日本の技術への信頼と敬意を示しながら、「インドは発展途上で可能性のある国であり、多くの患者を抱えている。クリエートメディックの理念には多くの専門家が共感しており、日本の高品質医療機器をインドの患者のために活用していきたい」と述べた。
開所式の様子(ジェトロ撮影)
(藤井芳彦)
(インド、日本)
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