インド南部のJ.N.N.工科大学で「ミライ日本語クラブ」が発足

(インド)

チェンナイ発

2026年04月10日

インド南部タミル・ナドゥ(TN)州にあるJ.N.N.工科大学は4月2日、「ミライ日本語クラブ」の発足式を開催した。同クラブは日本語を勉強する同校の学生が中心になって行われる課外活動で、日本語学習のほか、日本文化の理解促進を目的に日本風の踊りや、詩の暗唱などを行う。式典には、髙橋宗生在チェンナイ日本総領事が出席し、クラブ発足の祝辞を贈るとともに、学生の日本語学習を鼓舞した。

J.N.N.工科大学は2008年に設立された私立工科大学で、約3,000人の学生が在籍する。TN州では、将来の就職などを見据えて、通常のカリキュラムに加え、日本語やドイツ語などの外国語を学習する機運が高まっている。J.N.N.工科大学も2024/2025年度(2024年4月1日~2025年3月31日)から日本語の授業を開始した。同校副理事長のナビーン・ジャヤチャンドラン氏によれば、日本語の授業はこれまでに計120時間開講されており、日本語能力試験(JLPT)のN5レベルの学習者数は約300人に達しているという。「ミライ日本語クラブ」の発足も、学生の日本への関心を高め、日本語能力の向上や、日本での就職を奨励するための取り組みの1つだ。

クラブ活動に参加する学生は、アニメなどの日本文化が好きな学生のほか、日本での大学院進学や就職を希望する学生などさまざまで、クラブの発足式では自作の着物をイメージした衣装を着用し、創作ダンスなどを披露した学生もいた。発足式に参加したジェトロへは、「日本企業で求められるスキルやマインドセットを教えてほしい」「どのようにすればインターンシップの候補先企業を見つけられるか」といった質問も寄せられた。

(アソカン・アルナ、山下純輝)

(インド)

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