フランス大手小売企業、アフリカ市場で現地企業と提携

(フランス、ギニア、ナイジェリア、エチオピア、ガーナ)

パリ発

2026年04月23日

フランスの大手小売企業は、急速に変化するアフリカ市場を取り込むため、現地企業との提携を次々と結び、攻勢をかけている。

カルフールは4月14日、ギニアとナイジェリアで現地企業とのフランチャイズ契約および商品供給に関するパートナーシップを通じて、カルフールブランドを展開するとの声明を発表した。カルフールは、現地小売業者であるギニアのインペリアル、ナイジェリアのハイパーシティの2社と合意した。インペリアルが運営する7店舗および、ハイパーシティが運営する4店舗が、カルフールブランドへ転換される予定だ。

声明では、「カルフールブランドへの切り替えは、ギニアの首都コナクリでは2026年4月15日に、人口2億3,000万人を超えるアフリカ最大の市場であるナイジェリアでは9月に予定されている。カルフールと新パートナー企業2社は、2028年までに20の新規店舗の開設を計画している」と述べている。

今回の合意は、数カ月前にエチオピアとガーナで発表された同様のパートナーシップに続くものだ。カルフールが2月に発表した「カルフール2030」計画の一環であり、アフリカ22カ国、世界全体で60カ国に展開し、アフリカ最大の食品小売業者となるという目標に向けた重要なステップだとしている。

一方、同じくフランスの流通大手で協同組合系小売りグループの「コーポラティブU」は4月2日、コンゴ民主共和国のキン・マルシェ(Kin Marche)ブランドを展開するビソ・ナ・ビソ(Biso na Biso)グループと提携し、同国へ進出したと発表した。「コーポラティブU」は、海外を含め地域へ根差した展開を進めることを基本方針としている。この提携により、今後数カ月のうちに、コンゴ民主共和国の首都キンシャサで3店舗がキン・マルシェとコーポラティブUの両ブランドのロゴを掲げる予定だ。同社は現地パートナーを通じて、自社製品を同国市場に投入できるようになる。

(渡辺智子)

(フランス、ギニア、ナイジェリア、エチオピア、ガーナ)

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