トルコのKFC、復活から半年経過し、3都市で店舗数拡大
(トルコ、米国)
イスタンブール発
2026年04月23日
米国ファストフードのKFCがトルコで復活して約半年が経過、にぎわいを見せている。トルコのKFCは、米国企業ヤム・ブランズが2025年1月にトルコの運営会社イシ・グダとのフランチャイズ契約を解除したことを発表(2025年1月14日記事参照)し、営業を停止していた。これに対し、フランチャイズチェーンを展開するトルコのHDホールディングが同年11月にトルコで営業を再開させ、それ以降、イスタンブール、アンカラ、イズミルの3都市で店舗数を増やし営業している。
同社は首都アンカラに本社を置き、トルコ料理イスケンデル・ケバブを提供する「HDイスケンデル」、トルコ風ピザのピデの「ピデム」、トルコ風スパゲッティの「マカルナム」など、トルコ料理に特化したファストフード店を数十年にわたり展開している。
トルコでは、家賃、教育費、医療費をはじめ物価高が続いており、最近は平日などにランチボックスを持参して通勤、通学する人も多くなっている。こうした中、復活したKFCのメニューの価格は、たとえばチキンバーガーセットは250リラ(約900円、1リラ=約3.6円、4月22日の換算レート)となっている(注)。トルコでのマクドナルドのビッグマックセットが420リラ、ほかのファストフード店の牛肉のセットが700リラ以上の価格設定であり、KFCはそれらよりも安く、市民に受け入れられている印象がある。
トルコ・イスタンブール中心地レベントのショッピングモールにあるKFC。平日の昼時に訪れると、列ができていた(ジェトロ撮影)
(注)取材時。トルコでは価格改定がよくあり、価格は流動的。
(井口南)
(トルコ、米国)
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