ミャンマー新大統領、就任演説で経済再建と対外関係正常化を表明

(ミャンマー)

調査部アジア大洋州課

2026年04月13日

ミャンマーのミン・アウン・フライン大統領は4月10日、就任演説を行い、経済再建と対外関係の正常化に取り組む姿勢を示した(4月11日付国営英字紙「The Global New Light of Myanmar外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます」)。

経済政策では、国民生活を圧迫している物価高や雇用機会の不足、生産力の弱さを主要課題として挙げ、中小零細企業(MSMEs)の育成などを通じた経済活性化を重視する考えを示した。また、国内外からの投資促進に向けた関連手続きの見直しを行い、経済活動の加速を図るとした。国民の約7割を占める農業・畜産業農家の生活水準向上や農村開発といった、貧困削減についても最優先課題の1つに位置付けた。

エネルギー分野では、燃料の輸入依存と昨今の国際情勢を背景に、省エネルギー対策の必要性を強調した。あわせて、太陽光発電を含む再生可能エネルギーの導入促進や、電気自動車の普及拡大に言及し、国内電力供給の安定確保が国家発展に不可欠であるとの認識を示した。

対外関係については、近隣諸国との友好・協力関係を重視し、ASEAN加盟国として同地域との関係正常化と関与の回復に努める方針を表明した。また、政治・経済・社会分野において近隣国や地域パートナー国と協力を進め、均衡ある外交を展開するとした。

就任演説で示された施政方針が、今後の具体的な制度整備や国際関係の進展、外国企業の事業環境にどのように影響するか注目されている。

(アジア大洋州課)

(ミャンマー)

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