ファナック、米ミシガン州で9,000万ドルの新施設の建設計画を発表
(米国、日本)
シカゴ発
2026年04月02日
産業用ロボットと自動化システム大手のファナックは3月24日、同社の米国子会社のファナックアメリカ(本社:ミシガン州)がミシガン州で9,000万ドルを投じ、84万平方フィート(約7万8,000平方メートル)の新施設を建設する計画を発表した。新施設の完成は2027年後半を予定しており、225人の雇用が創出される見込みだ。このプロジェクトによって、同社のエンジニアリング能力と先端製造技術を強化し、北米で拡大するフィジカルAI(注1)やデジタルツイン(注2)など人工知能(AI)活用型の自動化ソリューションへの需要に対応するという。
ファナックアメリカのマイケル・J・チコ取締役社長兼最高経営責任者(CEO)は、「今回の投資は、40年以上にわたり国内で塗装用ロボットの生産を行ってきた当社のミシガン州における製造基盤をさらに強化するもの」とし、「米国での拠点拡大によって、国内製造を強化し、顧客のニーズへの対応力を向上させ、競争力維持のために自動化が不可欠な産業を支援する」と述べた。
ドナルド・トランプ大統領が製造業の国内回帰を推進する中、海外から生産拠点の移転を検討する企業にとっては、多額の移転コストがかかるため、人件費削減などのために自動化を進めるインセンティブが生まれているという。また、製造業での労働者不足の恒常化も、自動化導入を後押ししており、米国のロボット・自動化分野は成長が見込まれている。
(注1)物理世界で動作するロボットや機器にAIを適用し、自律的な認識・判断・制御を行う技術分野。
(注2)現実世界をデジタル空間に再現し、リアルタイムでシミュレーションを行うこと。
(星野香織)
(米国、日本)
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