スマホ製造のオナー、北京の2026年人型ロボットハーフマラソン大会で優勝

(中国)

広州発

2026年04月27日

北京市で4月19日に開催された「2026年北京市経済技術開発区(北京亦庄)ハーフマラソン兼人型ロボットハーフマラソン大会」で、通信機器大手の華為技術(ファーウェイ)から独立したスマートフォンメーカー栄耀終端〔HONOR(以下、オナー)、広東省深セン市〕の傘下チームが、50分26秒の記録で優勝した。このタイムは、2025年の同大会の優勝記録(2時間40分42秒)を大きく更新したほか、人間のハーフマラソン世界記録(57分20秒)をも上回る水準だ。

今回優勝したオナーの人型ロボット「閃電(FLASH)」は自律走行型ロボットであり、2位と3位のいずれもオナー傘下の同系統のロボットが独占した。大会の開催地である北京亦庄の発表によると、今大会の規模は前回から約5倍に拡大し、全国11省から100以上の人型ロボットチームが参加した。そのうち、自律走行型ロボットは約4割を占めた。

電子部品メーカーの広東領益智造は、「FLASH」人型ロボットのコアとなる金属構造部品の主要サプライヤーである。同社の東莞市横瀝工場は、「FLASH」向けに159種類のコア金属構造部品を供給しているという。

4月19日付の「21世紀報道」は、人型ロボットがハーフマラソン大会に参加する理由について、「速く走ることは人型ロボットのモーターによる往復運動能力を検証するためだ」とし、同時に多くの工業分野で求められる耐熱性や耐疲労性も試されていると専門家の見解を伝えた。また、北京市経済技術開発区管理委員会の関係者は、本大会の開催理由について、競技を通じて研究、製造、実用化を促進することが、2026年大会の主な目的であると述べた。その上で、2026年は中国の「第15次5カ年(2026~2030年)規画」が始動する年であり、人型ロボットが実際の応用シーンへの導入を加速し、量産化を推進するうえでの重要な節目の年になるとした。

(梁梓園)

(中国)

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