サウジアラビア、2025年は国産デーツの輸出額が過去最高、日本向けは前年比67%増

(サウジアラビア、日本)

リヤド発

2026年04月28日

サウジアラビアの国立ナツメヤシ・デーツセンターは4月25日、2025年の同国産デーツ(ナツメヤシ)輸出額が過去最高を記録し、19億3,800万リヤル(約822億円、1リヤル=約42.4円)となったと発表した。輸出額は前年比で14.3%増、2021年比では59.5%増となった。仕向け先別では日本向け輸出が前年比67%増となり、特に高い伸び率を示した。

同センターは、日本向けを含むアジア市場での浸透が進んだと説明し、その要因として、輸出促進と国際的な販路拡大を目的とした取り組みが奏功したとの認識を示した。具体的には、15の主要小売市場への参入を可能にする施策を通じてサウジアラビア国内のデーツ関連企業を支援したほか、国際的なマーケティングのリーチ拡大にも取り組んだ。

サウジアラビアのアブドゥルラフマン・アルファドリー環境・水・農業相は今回の結果について、指導部の支援と官民連携の成果との認識を示した。現在、サウジアラビアは125カ国以上に独自品種のデーツを輸出しており、2025年には3,700万本超のナツメヤシから190万トンを超える生産量を確保したとしている。こうした動きは、同国産ナツメヤシに対する世界的な需要の高まりや生産効率の向上を反映したものであり、国家経済の多角化と農業部門のGDPへの寄与度向上を掲げる国家改革戦略「ビジョン2030」の目標に沿うものと位置付けられる。

(林憲忠)

(サウジアラビア、日本)

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