高市首相、メキシコのシェインバウム大統領と電話会談
(メキシコ、日本、中東)
メキシコ発
2026年04月22日
高市早苗首相は4月21日(日本時間)、クラウディア・シェインバウム大統領と約20分間の電話会談を行った。日本外務省のプレスリリース(4月21日付)
によれば、昨今の中東情勢について議論を行い、エネルギー問題に対して、両国間でエネルギー供給を含めた協力を進めることで一致した。また、高市首相は、鉱物資源を豊富に有するメキシコとの経済安全保障を含む対話枠組みを立ち上げることを提案した。さらに、メキシコにおける日本企業の活動のための環境整備について協力を要請した。シェインバウム大統領は「メキシコに進出する日系企業の存在は、同国にとっても重要であり、日本とメキシコの経済関係の強化に向けて取り組みたい」と述べ、貿易関係強化に関して協力して取り組むことで一致した。
シェインバウム大統領は、4月21日の早朝記者会見で、今回の電話会談を「非常に有意義な会話だった」と評価した。エネルギー問題に対して、「日本はホルムズ海峡の封鎖に起因する石油不足の危機に直面している。そこで、日本政府はメキシコ石油公社(PEMEX)に対し、可能な限り日本への石油輸出の要請を行った」と述べた。ただし、この要請に対して、メキシコ政府は「一定量の石油を輸出できるという合意がすでに成立しており、輸出は何度も行われ、今回が初めてというわけではない。この石油は、メキシコの製油所で使用するものではない石油を輸出するもの」と強調した。また、メキシコ政府は長年にわたり、日本の国際協力機構(JICA)と協力関係にあり、環境問題において非常に緊密な協力関係が築かれているとした。現在では、「両国の協力機関を通じて、河川の浄化や大気汚染対策などの分野で協力を進めている」と述べた。今後の協力関係について、「われわれが協力したいと考えているその他の環境問題についても、引き続き協力機関と連携すると同時に、メキシコへの投資の安定性を常に保証することについて話し合った」と主張した。
(阿部眞弘)
(メキシコ、日本、中東)
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