中国、国家加工貿易産業パークリストの第2弾を発表
(中国)
北京発
2026年04月06日
中国商務部は3月27日、「国家加工貿易産業パークリスト第2弾の発表に関する通知」
において、認定された国家加工貿易産業パーク(以下、産業パーク)リストの第2弾を発表した(文書上は3月21日公布、注)。通知によれば、同産業パークの建設は、中国東部に集中してきた加工貿易産業を中・西部地域や東北地域へ移転させ、地域間の協調的な発展を推進するとともに、産業全体の高度化を図るものとなっている。
今回の通知には、湖北省宜昌市、重慶市両江新区、四川省成都市、遼寧省瀋陽市など中・西部地域、東北地域における13の国家加工貿易産業パークが掲載されたリストが盛り込まれている。これにより、第1弾のリストと合わせて、中・西部や東北地域において合計26の産業パークが認定されており(詳細は添付資料表参照)、加工貿易の発展を促進するネットワークが構築されつつある。
商務部傘下のメディア「国際商報」の解説によると、第1弾の産業パークが既存の産業基盤を生かした加工貿易クラスターの育成に主眼を置いていたのに対して、第2弾は国家戦略への貢献、地域の比較優位性の活用、サプライチェーンの連携強化を重視している。例として、河南省鄭州航空港経済総合実験区、四川省成都市、重慶市両江新区の産業パークへの認定は、これらの都市が持つ交通・物流や研究開発の強みを生かし、ハイエンド製造業やバイオ医薬品といった高付加価値型の加工貿易を発展させる狙いがある。また、広西チワン族自治区防城港市、雲南省昆明市、新疆ウイグル自治区イリ・カザフ自治州は、ASEANや中央アジアの市場に向けた越境サプライチェーンの拠点として、電子情報、繊維・アパレル、農産品加工といった産業を重点的に育成することを目指すとしている(「国際商報」2026年3月30日)。
商務部は各地方の商務部門に対し、産業パークの育成に向けて関連政策の連携を強化し、次のとおり取り組むよう求めている。
- 各地域は、それぞれの優位産業に特化してリーディングカンパニーを育成すするとともにサプライチェーンを構成する関連企業を誘致し、産業クラスターの形成を目指す。
- 東部地域と連携して産業パークを共同で建設し、人材・資金・技術といった生産要素の流動と共有を促進するほか、海外の産業パークとも連携し、国境を越えたサプライチェーンの強化を図る。
- 産業パークのインフラ整備を強化するとともに、ビジネスマッチング、研究開発・製品検査、標準認証などにおけるサービス水準を向上させ、加工貿易の発展に最適なビジネス環境を整備する。
(注)同産業パークリストの第1弾
は2021年9月に発表された。
(張敏)
(中国)
ビジネス短信 18cc165ba3742ee0





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