筆記用具大手パイロット、ポカラに新規店舗をオープン

(ネパール、日本)

ニューデリー発

2026年03月09日

筆記用具大手のパイロットコーポレーション(以下、パイロット)は214日、ネパール中部ガンダキ州のポカラに新たに店舗を開設した。同社は1983年からネパールで事業を開始し、現地販売代理店のフェア・トレード社を通じて、既に首都カトマンズに2店舗を設置している。今回は3店舗目の出店となった。

同社海外第四営業部営業部長の中正男氏によると、ネパールには大手雑貨店のような日本では一般的な文房具の販売チャンネルがなく、家族経営の小規模な小売店で取り扱われることが通常だ。そういった店舗では、知名度が高く売り上げの大きい一部の製品しか取り扱われないことが多い。自社ブランド専門の店舗を設けることで、幅広い商品の露出機会創出に加えて、ブランドの認知度向上を目指すという(ヒアリング日:2026225日)。

写真 ガンダキ州ポカラの新店舗(パイロット提供)

ガンダキ州ポカラの新店舗(パイロット提供)

新店舗で販売する商品は、万年筆から普段使いのボールペンまで幅広く、同社が持つ商品ラインアップをほぼ全て網羅する。価格帯は、現地で一般的な製品よりも高く、上位中間層以上のビジネスパーソンや大学生をターゲットとして、商品の機能性や品質の高さをアピールする。出店場所は、現地の事情に精通した代理店が、ポカラで若者に人気の商業施設コートヤードの一角を選定した。店舗の運営については、代理店が担う。

今後の展望について、中氏は「文房具については電子商取引(EC)での購入文化が根付いておらず、実店舗でのPRが重要となるため、現地代理店とコミュニケーションを取りながら、さらなる実店舗の開設も検討していく」と述べた。

写真 客でにぎわう店内の様子(パイロット提供)

客でにぎわう店内の様子(パイロット提供)

(佐藤利昭)

(ネパール、日本)

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