2025年通年の貿易黒字、前年比で3割増加

(インドネシア)

ジャカルタ発

2026年03月13日

インドネシア中央統計庁(BPS)が2026年2月2日に発表した貿易統計によると、2025年通年(1~12月)の輸出額は前年比6.1%増の2,829億890万ドル、輸入額は2.8%増の2,418億5,670万ドルとなり、貿易収支は410億5,220万ドルの黒字で、前年から31.0%増加した。2020年以降では、過去最大の2022年の544億5,720万ドルに次ぐ黒字となった(添付資料表参照)。

輸出額の内訳をみると、石油・ガスは前年比17.7%減の130億6,790万ドル、非石油・ガスは7.7%増の2,698億4,100万ドルだった。インドネシアの輸出を支える非石油・ガス部門では、動植物性油脂が27.9%増の343億6,140万ドル、鉱物性燃料が19.2%減の320億4,490万ドル、鉄鋼が8.4%増の279億7,090万ドルとなった。

輸入額では、石油・ガスが前年比9.7%減の327億6,890万ドル、非石油・ガスが5.1%増の2,090億8,780万ドルだった。非石油・ガスの内訳では、機械類・輸送用機器が7.7%増の366億4,230万ドル、電気機器が17.2%増の318億7,750万ドル、自動車・部品が13.7%増の109億9,910万ドルとなった。

2025年通年の非石油・ガス輸出を相手国別にみると、中国向けが648億2,130万ドル(前年比7.1%増)、米国向けが309億5,840万ドル(16.7%増)、インド向けが183億1,760万ドル(10.1%減)だった。輸入額では、中国からが869億8,890万ドル(19.6%増)、日本からが144億1,800万ドル(3.1%減)、米国からが98億3,510万ドル(3.3%増)となった。貿易収支をみると、最大の貿易黒字相手国は米国で211億2,330万ドル、最大の貿易赤字相手国は中国で221億6,760万ドルとなった。

今回の発表を受け、ブディ・サントソ商業相は、主要コモディティー価格の下落や不確実な世界情勢ではあるが、輸出が前年比6.1%増となったことは、困難な環境下でもインドネシアが成長を維持している証左であると述べ、2026年についても楽観的な見通しを示した(2月6日付「商業省プレスリリース」外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)。

(山田研司、デシー・トリスワティ)

(インドネシア)

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