中東最大級の食品総合見本市「ガルフード2026」開催

(アラブ首長国連邦、日本)

農林水産食品部事業推進課

2026年03月02日

アラブ首長国連邦(UAE)のドバイで12630日、食品総合見本市「ガルフード(Gulfood)2026外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます」が開催された。2026年で31回目を迎える同見本市には、毎回約190カ国以上から多数のバイヤーが来場し、前回(2025年)は5,500社を超える企業が出展、来場者数も約14万人に達するなど、世界的に注目される見本市となっている。

今回は、これまでのドバイ・ワールド・トレード・センター(DWTC)に加え、ドバイ万博跡地のドバイ・エキシビション・センター(Dubai Exhibition CenterDEC)も使用し、初の2会場体制となった。背景には、年々増加する出展企業と来場者数に対応するための混雑緩和、さらなるビジネス機会創出への期待があった。ジェトロは13回目の出展として、この2会場に、総合食品と水産物のジャパンパビリオンを設置。19の都道府県から62社・団体が参加し、調味料類、茶、麺類、飲料、青果物、米加工品、水産物など、多様な日本産食品を紹介した。

写真 新会場ドバイ・エキシビション・センター(DEC)入り口の様子(ジェトロ撮影)

新会場ドバイ・エキシビション・センター(DEC)入り口の様子(ジェトロ撮影)

写真 ジャパンパビリオン総合食品エリアブース(ジェトロ撮影)

ジャパンパビリオン総合食品エリアブース(ジェトロ撮影)

写真 ジャパンパビリオン水産エリアブース(ジェトロ撮影)

ジャパンパビリオン水産エリアブース(ジェトロ撮影)

今回の規模拡大も含め、年々ガルフードへの注目が高まるにつれて、中東周辺国だけでなく世界各国からバイヤーが訪れた。ジャパンパビリオンも連日途切れることなく来場者でにぎわい、特に茶、調味料、水産物を扱うブースは多くの関心を集めた。会期初日には会場を間違えるバイヤーも見られたが、2会場になったことで会場全体の混雑が緩和され、以前よりも落ち着いて来場、商談しやすくなったという声が聞かれた。

今回のジャパンパビリオンでは27社・団体が初出展あるいは久々の出展となり、中東市場の可能性を探り、新たな手応えを得る姿が印象的だった。初出展の企業からは「南アフリカ共和国やフィリピン、チュニジアなど自社が未開拓の市場からのバイヤーとも前向きな商談ができ、取引にもつながる可能性を得た」との声が寄せられた。また、過去にもガルフードへの出展経験のある企業は「前回まではインドからのバイヤーが非常に多かったが、今回はパキスタン、ウズベキスタンなどからのバイヤーも多く、前回との違いを感じた。日本の食品がさらに多くの国で認知されてきたのだと感じた」と語った。このように、ジャパンパビリオン全体が、地域横断的な新規商談を創出する場となり、未開拓市場への期待がさらに広がった点が今回の特徴として挙げられる。

次回の「Gulfood 2027」は2027年3月15~19日に今回同様の2会場で開催される予定。

(小沼佳穂、奥村真由)

(アラブ首長国連邦、日本)

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