ミナスジェライス州の日本祭りで合同PR
(ブラジル、日本)
サンパウロ発
2026年03月30日
ブラジルのミナスジェライス州ベロオリゾンテ市の国際展示場で3月13~15日にかけて、日本祭り「Festival do Japão em Minas」(注1)が開催され、ジェトロは農林水産食品と日本コンテンツを合同で紹介するジャパンストリート広報ブースを出展した。
展示会場では、日本食を含めたアジア食材を販売する大手スーパーマーケットやアニメ関連グッズ販売の出店があったほか、和食器の展示や折り紙などの日本文化体験ブースなど、多彩な出展が並んだ。来場者は家族連れや若年層が中心で、コスプレ姿の若者も見られ、ミナスジェライス州における日本関連商品の潜在需要を確認する機会となった。
ジェトロブースの様子(ジェトロ撮影)
会場内で日本食を取り扱う売店(ジェトロ撮影)
ジェトロのブースでは、在ブラジルの日本食の輸入業者4社(ニッポン・ベビーダス、ヤマト・コメルシアル、マック・オリエンタル・フーズ、ウリズン)から提供されたジュース、ソース、日本酒の展示と試飲および試食を実施した。ジュースは「飲みやすい」と好評で、単価15~20レアル(約450~600円、1レアル=約30円)での購入意向が多く示された。ソースも「なじみやすい味」として受け入れられた。一方、日本酒は初めて飲む来場者が大半で認知度は限定的だったが、飲み方や製法を説明することで関心が高まる場面も見られ、基礎的な普及活動の重要性が確認された。
ジェトロブースでジュースと日本酒を試飲する来場者(ジェトロ撮影)
ジェトロブースにおけるコンテンツ関連展示では、アンケート調査を実施した。149人からアンケートを回収した。回答者の属性は、92%が同州在住で12~35歳の若年層が中心だった。アニメ視聴率は78%と高く、視聴手段はネットフリックス、クランチロール、ユーチューブが主流。アニメ関連商品を過去に購入したことのある回答者は80%に達し、衣類、フィギュア、ステッカーを購入した人が多かった。購入経路はeコマースのショッピー(Shopee)やメルカドリブレ(Mercado Livre)が最多だった。
アニメグッズ店が立ち並ぶ会場内の様子(ジェトロ撮影)
また、アンケート調査の結果によると、サッカー文化が根付く同州では、日本のサッカー漫画「ブルーロック」関連商品の需要が高く、Tシャツやフィギュアなど多様な商品が支持されていることが分かった。情報収集源はインスタグラムとユーチューブが中心で、SNSを通じた発信が嗜好(しこう)形成と購買行動に強く影響していることも明らかになった。一方、会場周辺では日本コンテンツの海賊版商品が多く販売されており、正規品の存在はほとんど確認できなかった。正規品供給の遅れは課題ではあるものの、こうした状況は需要の強さに対して供給が追いついていないことを示しており、市場参入の余地は依然として大きいとみられる。
(注1)ミナス日本祭り「Festival do Japão em Minas」ウェブサイト
参照。
(注2)ブラジルでの日本アニメ関連サービス・商品の人気についての詳細は、調査レポート「アニメ関連サービス・商品に関するブラジル市場レポート(2025年3月)」を参照。
(榊原悠生)
(ブラジル、日本)
ビジネス短信 ceb7bfba8c100e20






閉じる