ヒロセ電機、チェンナイで新たな製造拠点設立へ
(インド、日本)
チェンナイ発
2026年03月27日
電子部品メーカーのヒロセ電機(本社:神奈川県)は3月18日、インド南部タミル・ナドゥ(TN)州チェンナイ市に新製造拠点「ヒロセ・エレクトリック・チェンナイ(Hirose Electric Chennai)」を設立し、2027年夏に一部生産を開始する計画を発表した。新工場は既存施設を賃貸で活用し、1,700平方メートルを予定しており、初期投資額は約10億円。車載向けコネクタを中心に生産を行う方針で、稼働に合わせて現地で約100人を雇用する予定だ。
TN州政府によると、同社とは2026年3月11日に投資に係る基本合意(MoU)書の調印式を実施した。調印式には、M・K・スターリン州首相とT・R・Bラジャア州工業相が立ち会った。
インドの車載機器市場は、今後も拡大が見込まれている。同社によると、車載分野を中心に現地生産による迅速な顧客対応が求められており、将来は需要拡大が期待されるインド現地企業や周辺領域への顧客基盤の開拓も視野に、現地ニーズに適した製品・サービスを提供できる生産体制づくりを強化する予定だ。
同社は、インドネシアやマレーシアなどアジアを中心に既に複数の生産拠点を有しているが、インド国内および周辺地域向け供給を強化するため、新拠点をグローバル生産ネットワークの一部として位置づける。TN州は自動車・電子産業の集積が進む地域であり、今回の投資は同州の産業集積のエコシステム強化にも寄与するとみられる。
調印式の様子(ヒロセ電機提供)
(道法清隆)
(インド、日本)
ビジネス短信 c8dee2003bba92a2






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