台湾ADATA、チェンナイで半導体メモリーを製造へ
(インド、台湾)
チェンナイ発
2026年03月03日
インド南部タミル・ナドゥ(TN)州政府は2月26日、台湾大手メモリーメーカー威剛科技(ADATA)がメモリー工場の起工式を開催したと発表した。起工式にはM・K・スターリン州首相、T・R・B・ラジャア工業相などが出席した。
ADATAは、93億1,000万ルピー(約158億2,700万円、1ルピー=約1.7円)を投じ、チェンナイ近郊スリペルムブドゥールのTN州産業振興公社(SIPCOT)工業団地でメモリーを製造する。823人の雇用を予定する。
TN州政府は、ADATAはメモリー部門の世界有数のリーダー企業であり、台湾企業として初めてインドにメモリー製造拠点を設けると説明している。TN州にとっても、インド全体にとっても大きな節目になると歓迎の意を表明した。
ADATAは、チェンナイ進出の理由としてチェンナイがインドの工業の中心地であることを挙げ、今後、3~4年かけて工場を建設し、設備導入を進めると述べた。製造品目について、メモリーカードおよびソリッドステートドライブ(SSD)を生産する計画であることを明らかにし、大量生産にあたっては納品先の品質基準を満たした後になるとしながらも、TN州には質の高い労働力があり、(品質基準の達成は)心配していないと述べた。
あいさつに立った在インド台北経済文化センターの陳牧民代表(駐印大使に相当)は、2025年のインド-台湾間の貿易が5~6年前と比較して2倍の125億ドルにのぼったことを示し、現在、300社以上の台湾企業がインドに進出し、20万人以上の雇用に貢献していると述べた。うち50%が南インドに集中しているという。
起工式で序幕スイッチを押すスターリン州首相(左から4人目)など関係者(TN州政府投資誘致機関ガイダンス提供)
(白石薫)
(インド、台湾)
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