ジェトロが「日・ブータン ビジネスフォーラム」を開催

(ブータン、日本)

調査部アジア大洋州課

2026年03月19日

ジェトロは3月16日、東京で「日・ブータン ビジネスフォーラム」を経済産業省と共催し、98社・団体から124人が参加した。外務省が後援した。

冒頭のあいさつをしたジェトロの石黒憲彦理事長は、「2026年は日本とブータンの外交関係樹立40周年だ。この節目の年に、両国の協力が貿易や投資などの経済分野へ一層広がっていくことを強く期待する」と述べた。続いてあいさつに立った山田賢司経済産業副大臣は、「地政学上、重要となるブータンの経済発展は重要で、ブータンの特別行政特区ゲレフ・マインドフルネス・シティ(GMC)構想の実現に向け、日本企業と協議を進めている。経済産業省のグローバルサウス補助金などを、最大限活用してほしい」と語った。

基調講演を行ったブータンのツェリン・トブゲー首相は、「日本とブータンの関係を経済協力にフォーカスしていく段階にある」とした上で、国王のリーダーシップをはじめとしてGMC構想、競争力のある地理的環境など、10項目のブータンへの投資理由を紹介した。

フォーラムでは、GMCオーソリティー(GMCA)代表のケサン・ワンモ氏からGMC構想における日本との連携可能性について、ブータンで事業展開を行うメロディ・インターナショナル(本社:香川県)、emblem(エンブレム)(本社:東京都)、ハイレゾ(本社:東京都)の3社による事業紹介が行われた。

閉会のあいさつをした小野啓一駐ブータン日本大使は、「1960年代にブータンへのODAが始まり、両国の関係性は人と友情に支えられてきた。現在は国王のリーダーシップでさらなる変革を迎えている」と述べた。また、ベツォプ・ナムギャル駐日ブータン大使は、「日本のGMCへの協力のポテンシャルは高い。今回の首相訪日への日本政府の協力に感謝する」と述べた。

写真 (左から)小野啓一大使、山田賢司副大臣、ツェリン・トブゲー首相、石黒憲彦理事長、ベツォプ・ナムギャル大使(ジェトロ撮影)

(左から)小野啓一大使、山田賢司副大臣、ツェリン・トブゲー首相、石黒憲彦理事長、ベツォプ・ナムギャル大使(ジェトロ撮影)

参加企業からは、「あまりブータンの情報を得る機会がないので、今後の情報収集に役立てたい」との声が聞かれ、登壇した3社の講師と名刺交換を行う姿も見られた。

(安藤裕二、深津佑野、今野至)

(ブータン、日本)

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