クウェートで日本産牛肉の魅力を伝える試食セミナー開催
(クウェート、日本)
ドバイ発
2026年03月02日
在クウェート日本大使館は2月12日、同地の日本食レストラン「SAKURA」で日本産牛肉セミナーを開催した。現地の料理人、食品流通事業者、飲食経営者、ホテル関係者など多様な参加者が集い、日本産牛肉への理解促進と普及に向けた発信の場となった。
本セミナーの冒頭、向賢一郎駐クウェート日本大使があいさつを行い、同大使館がクウェート政府と慎重な協議を重ねた結果、2025年、日本産牛肉の輸出解禁に至った経緯に触れ、「本日の開催は長く待たれた一歩であり、日・クウェート両国の食文化交流をさらに深める契機となる」と述べた。
冒頭あいさつを行う向大使(ジェトロ撮影)
続いて、クウェートの日本食普及親善大使であり、日本食レストラン「慶」のオーナー・武藤慶子氏が登壇した。「ついにその時が来た」と語り、現地関係者が長らく解禁を待ち望んでいた心情を代弁した。さらに、日本産牛肉の特徴として、脂の質や口溶け、旨味(うまみ)成分の豊かさなどを代表的な調理例とともに丁寧に紹介し、参加者は熱心に耳を傾けていた。
イベントでは、輸出事業者による日本産牛肉の生産背景や品質管理に関するプレゼンテーションが行われたほか、公邸料理人による牛肉のカットデモンストレーションが披露された。職人による正確な包丁さばきと部位の特性解説は、参加者にとって視覚的理解を深める貴重な機会となった。
カットデモンストレーションを行う大使館の公邸料理人・生水良幸氏(ジェトロ撮影)
さらに、日本産と他国産牛肉の違いをより明確に体感できるよう、競合の代表格であるオーストラリア産牛肉も比較用として用意された。参加者は両者の色味、香り、脂の入り方、食感の差を実際に目と舌で確かめることができ、日本産牛肉の強みを認識する良い機会となった。
会場では終始活発な意見交換が行われ、日本産牛肉の新たなビジネス展開への期待が高まるイベントとなった。
クウェート向け牛肉の輸出を検討する事業者は、農林水産省HPに掲載される「クウェート向け輸出牛肉の取扱要綱
」および「輸出可能施設リスト
」を参照。
(奥村真由)
(クウェート、日本)
ビジネス短信 b24bedcca658b3e1






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