ジェトロ、ムンバイなど3都市で日本食材を活用したイベントを実施

(インド、日本)

ニューデリー発

2026年03月06日

ジェトロは202612月に、インド西部ムンバイ、ゴア、プネの3都市の調理学校でシェフ向けワークショップを、ムンバイの2カ所のレストランで一般客向け試食イベントをそれぞれ開催した。本イベントは、「日本産食品グローバル・ゲートウェイ(GGW)事業(注)」の一環として、インド消費者のベジタリアン比率の高さを踏まえ、ジェトロが商用輸入した約50種類の日本産ベジタリアン食材の特徴や具体的な使用方法を示すことで、現地の外食・流通事業者に対して日本産食材の取り扱い拡大と商談機会創出を図ることを目的に実施した。

12127日に実施したシェフ向けワークショップでは、ムンバイ、ゴア、プネの調理学校に日本産のベジタリアン出汁(だし)や調味料、麺などのベジタリアン対応食材を提供、これらの日本産食材の概要や調理上の留意点を英語で解説した。その後、参加シェフは試食と意見交換を通じ、現地の嗜好(しこう)に合わせたアレンジレシピの開発に取り組んだ。発案された料理は、それぞれのレストランで将来的に活用される見込みだ。参加したシェフからは、仕入れルートや小ロット調達の可否など具体的な照会が相次ぎ、商談組成を希望する声も多く聞かれた。

写真 「IHM Goa」でのワークショップで食材を調理するシェフ(ジェトロ撮影)

「IHM Goa」でのワークショップで食材を調理するシェフ(ジェトロ撮影)

写真 「Ramanath Payyade College of Hospitality Management Studies」のワークショップで考案した料理を披露するシェフ(ジェトロ撮影)

「Ramanath Payyade College of Hospitality Management Studies」のワークショップで考案した料理を披露するシェフ(ジェトロ撮影)

22427日に実施した一般客向け試食イベントでは、会場となったレストランのシェフが、日本食材を活用して現地の味覚に合わせるかたちでアレンジした小鉢やうどん、パスタなどを、来店者に提供した。試食した一般客からは、「スパイスとは違った風味が旨味であることを理解でき、満足感がある」との声のほか、調味料・加工食品などに対して派生的な関心も寄せられ、外食体験が日本食材の認知向上に寄与することが示された。

写真 「Mirai Restaurant Mumbai」で一般客向けに提供された料理(ジェトロ撮影)

「Mirai Restaurant Mumbai」で一般客向けに提供された料理(ジェトロ撮影)

(注)ジェトロが海外主要都市に日本産食品のサンプル展示・保管拠点を設置し、オンライン商談などを通じて現地バイヤーとの取引機会創出を支援するプログラム。

(篠田正大、川崎宏希、樋口史紀、アミット・アローラ、カルナ・ケマニ)

(インド、日本)

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