北原グループ、地場スタートアップと提携し包括的ヘルスケアサービス提供へ
(ベトナム、日本)
ホーチミン発
2026年03月31日
脳神経外科を中心に、予防・救急からリハビリテーション・在宅医療まで一貫したサービスを提供する北原グループ(東京都八王子市)は3月3日、ベトナムの高齢者介護分野のヘルスケアスタートアップ「WeCare247」(2024年9月2日付地域・分析レポート参照)と連携し、医療・介護・生活支援を一体的に提供していくと発表した。
2026年3月からホーチミンで訪問リハビリ・介護・コンシェルジュサービスを段階的に提供開始し、2027年までにハノイやダナンなどベトナム主要都市へ順次展開を拡大する予定としている。
北原グループは、今回の提携の背景として、ベトナムが少子高齢化の進行に伴い、医療や介護に対するニーズが急速に高まっているところ、公的な医療・介護サービスに関する法的整備や在宅生活を支えるサービスが不足していることを挙げている。本連携において、北原グループが日本で実践してきた、救急から在宅まで一貫した医療・介護サービスの提供体制と、医療専門家が生活を総合支援する会員制サービス(注1)で培ったノウハウを生かし、WeCare247の現地における実践経験およびネットワークと融合させることで、医療・介護・生活支援を切れ目なく提供し、地域が抱える社会課題の解決に貢献する。
WeCare247は、ベトナム南部ホーチミンを拠点とするスタートアップで、専門的な訓練を受けた介護士を育成し、病院と自宅を対象に介護士派遣サービスを提供している。同社には、マイナビベトナムが出資しているほか、複数の日系企業と協業している(2025年3月25日記事参照)。今回の北原グループとWeCare247の取り組みは、ジェトロが2025年3月に実施したWeCare247と日系企業との協業事例紹介イベントが契機で、連携開始にいたった(注2)。
(注1)サービス名称は「北原トータルライフサポート倶楽部」。日本では、24時間体制の医療・健康相談、日常生活支援、終活準備、心身機能チェック、予防指導、フィットネスなどを提供している。
(注2)ジェトロは、日本企業と海外スタートアップなどとのオープンイノベーション・協業・連携を促進するプロジェクト「J-Bridge」を実施している。スタートアップへの取り次ぎを希望する場合は、ジェトロ・ホーチミン事務所(VHO@jetro.go.jp)まで連絡を。
(三木貴博)
(ベトナム、日本)
ビジネス短信 a6082c9fc7d67a78






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