ベルリン発交通比較予約プラットフォームのオミオ、日本市場への本格参入を発表

(ドイツ、日本)

ベルリン発

2026年03月19日

ドイツ・ベルリン発の交通比較予約プラットフォームのオミオ(Omio)は3月12日、日本への本格参入を発表した(英語プレスリリース外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)。同社は、新幹線、在来線、長距離バス、国内線フライト、フェリーや、ジャパン・レール・パスを単一アプリで検索・比較・予約できるサービスを提供する。東アジアでは初の展開となる。

2013年創業の同社は、Omio外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますおよびRome2Rio外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますの2つのプラットフォームを運営し、鉄道・バス・航空・フェリーを横断したマルチモーダル検索・予約サービスを展開する。アプリは32言語・33通貨に対応。従業員は50カ国超の人材で構成され、ベルリン、プラハ、メルボルン、バンガロール、シンガポールに拠点を置く。

同社は、訪日客数の増加を背景に需要が拡大している一方、富士山・京都など特定地域への集中によるオーバーツーリズムへの懸念も高まっていると指摘。あらゆる交通手段を一元管理することで、旅行者の選択肢を広げ、観光客の分散を促し人気観光地への集中緩和にもつながると強調した。

日本展開に際し、新機能「Omio Advance」を導入し、鉄道会社と提携して最大12カ月先までの予約を可能とした。また、ジャパン・レール・パスをアプリ上で直接購入でき、同社アプリ内で一元管理することで、訪日外国人旅行者にとって不慣れな交通システムの複雑さを解消し、旅行者の日本探索を支援する。

技術面強化とグローバル展開加速を2026年の重点施策に

Omioは2026年の重点施策として、革新的な技術イノベーション、グローバルなユーザー基盤の拡大を掲げる。技術面では、アプリの利便性向上、有料メンバーシップ「Omio Pass」(鉄道・バス・フェリーの一律10%割引)、Rome2Rioにおける人工知能(AI)による最適経路探索、旅行計画の初期段階に対応した広告プロダクトなど、複数の施策を進める。また、中小企業向けに「Omio Business」を立ち上げ、航空・鉄道・バス・宿泊を一元管理できる法人向けサービスを開始した。

ユーザー拡大面では、既に年間10億人超のユーザーを持ち、3,000超の交通事業者が予約可能な商品を提供、2025年には東南アジア6カ国およびブラジルに進出し46カ国でサービスを展開中だ。2028年には70カ国超への展開を目標としており、日本は47番目の市場として、同社のグローバル拡大戦略の重要なマイルストーンになるとした。

同社のナレン・シャーム創業者兼最高経営責任者(CEO)は、「日本は現代のモビリティの最高峰と言える存在で、この交通エコシステムをオミオに統合することは、当社のプラットフォームにとって大きな転換点である」とコメントした。

(中山裕貴)

(ドイツ、日本)

ビジネス短信 a5bc189e8490b9b8