ジェトロ、「中国(広州)国際美博会」にジャパンブースを出展

(中国)

広州発

2026年03月23日

中国最大級の美容博覧会「第69回中国(広州)国際美博会(CIBE)」が、310日から12日まで広東省広州市で開催された。主催者発表によると、中国国内のほか、韓国、フランス、マレーシア、スペインなどから3,800社を超える出展者が参加した。会場は3日間を通じて多くの来場者でにぎわい、活況を呈した。

写真 大勢の来場者でにぎわう会場(ジェトロ撮影)

大勢の来場者でにぎわう会場(ジェトロ撮影)

今回、ジェトロはアジア国際館にジャパンブースを設置し、フェムケア(注)や化粧品分野の13社が出展した。主催者の協力の下、有力バイヤーの招待や展示ブースのライブ配信など、出展企業の販路拡大に向けて多様なアプローチを実施した。

写真 (左)ジャパンブースの様子、(右)ライブ配信の様子(ともにジェトロ撮影)

(左)ジャパンブースの様子、(右)ライブ配信の様子(ともにジェトロ撮影)

出展企業からは、「EC(電子商取引)事業者や新規代理店との商談機会を得るなど、今後の中国市場展開に向けた手応えを感じた」「自社商品のターゲットと合致した展示会だった」「中国本土だけでなく、米国、インド、香港、マカオなどのバイヤーとも出会うことができ、強い関心を持ってもらえた」との声が聞かれた。

アジア国際館で特に存在感を示していたのは韓国ブランドで、商品ラインアップの幅広さや訴求力が来場者の注目を集めていた。また、展示会全体では中国ブランドの台頭が顕著で、特に美容機器メーカーの出展が例年に比べ増加していた。化粧品などスキンケア中心だった市場構造が、デバイスやテクノロジーを取り込んだ新たな「美容体験」へとシフトしていることがうかがえる。

これまで中国美容市場では欧米、日本、韓国ブランドが主流を占めてきたが、近年は中国消費者の嗜好(しこう)変化に伴い、選ばれるブランドや求められる価値が大きく変わりつつある。機能性、即効性、デジタル連動など新たな評価軸が形成される中で、日本発の美容ブランドがどのように差別化し、存在感を維持・強化していけるかが問われている。

CIBEで見られた市場動向は、中国美容市場の競争環境が一段と変化していることを示しているといえるだろう。

(注)女性特有の健康・衛生ニーズに対応する製品・サービスを指す。

(黄君、田中浩之)

(中国)

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