シェムリアップでジャパンフェスティバルが開催、日本文化を知るきっかけに
(カンボジア)
プノンペン発
2026年03月02日
カンボジア・シェムリアップのアキヒロ・カトウ・スタジアムで2月14日、「タイガージャパンフェスティバル」が初めて開催された。シェムリアップは、世界遺産であるアンコール遺跡の玄関口として知られる国際観光都市だ。同市にある本スタジアムは、同国で唯一の日系プロサッカーチーム(注1)、アンコール・タイガーFC(Angkor Tiger FC)の本拠地で、当日はサッカーの試合に合わせてイベントが開催された。スタジアムにおいて特定の国や文化をテーマとしたイベントの開催は、同クラブにとっても初の試みとなった。
フェスティバルでは、空手の演武や餅つきの実演などのパフォーマンスが行われたほか、シェムリアップで日本人が経営する飲食店など同チームのスポンサー企業を中心とする15社・団体による屋台が出店し、焼き鳥や丼もののほか、茶や日本酒など、日本にちなんだ飲食販売が行われた。会場は、サッカーファンを含むカンボジア人やシェムリアップ在住の外国人など多くの来場者でにぎわいを見せた。
タイガージャパンフェスティバルでの餅つきの様子(ジェトロ撮影)
来場客からは、「海外の文化を体験できるイベントや食事は首都のプノンペンに集中しており、シェムリアップに住むカンボジア人は特に海外文化と接する機会が比較的少ない。気軽に日本文化を楽しみ、知るきっかけになった」といった声が聞かれた。
本イベントを主催したアンコール・タイガーFCのChief Operation Officer(COO)の木米貴久氏は「初の試みであり結果については検証が必要だが、想定を上回る来場数となり、会場は大いににぎわった」と振り返った。当日は同スタジアム史上最多の2,306人が試合を観戦したという。
シェムリアップには、日本商品を含む輸入品を取り扱うスーパーマーケットであるアンコール・マーケットが3店舗を構えるほか、日本食レストランも約30店舗ある(注2)。経済規模が首都プノンペンより小さいが、日本食の認知拡大を狙う市場として注目されつつある。
(注1)カンボジアリーグ1部に所属するプロサッカークラブで、チームのマネジメントスタッフ、監督、そして3人の所属選手が日本人(2026年2月現在)。
(注2)ジェトロ調べ(2026年2月現在)。
(宮嶋紀輝)
(カンボジア)
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