ゼンショー、ウクライナの大手小売店で日本食の試食会開催
(ウクライナ、日本)
キーウ発
2026年03月27日
ゼンショーホールディングスは2月27日、ウクライナの流通大手フォジー・グループが展開する小売りチェーン「シルポ(Silpo)」のキーウ市内の店舗で日本食の試食会を開催した。試食会では、サーモンとのりのおにぎり、ショウガとだしつゆを加えたおにぎりのほか、お好み焼き、唐揚げ、焼きそば、日本酒などが紹介された。イベントには約600人が来場し、一般客ほか、フードブロガーや流通関係者なども訪れた。
イベントの開会あいさつを行った中込正志・駐ウクライナ日本大使は、日本とウクライナの交流がさまざまな分野で広がっていることに触れ、日本食を通じたビジネスや文化交流への期待を述べた。
中込駐ウクライナ大使の開会あいさつ(フォジー・グループ提供)
続いて、ゼンショーの外事局新規事業室シニアマネジャーの松崎浩之氏が登壇し、提供料理の特徴や日本の食文化の説明を行った。同氏はウクライナでの活動について、「食を通じて、人類社会の安定と発展に責任をおい、世界から飢餓と貧困を撲滅する」という企業理念に通じる重要な取り組みであるとし、さらなる取り組みに意欲をみせる。
料理の説明をするゼンショー松崎氏(フォジー・グループ提供)
一般来場者向けのイベントとは別に、ウクライナのフードブロガーや料理研究家向けの試食会も開催された。だしつゆを使用したおにぎりや唐揚げが特に好評だった。
今回紹介された料理の一部は将来的に、フォジー・グループのフードホール型レストラン「シルポ・レスト(Silpo Resto)」のメニューとして提供される予定だ。「シルポ・レスト」は、オープンキッチンを備えた高品質なフードホールで、複数の専門店が出店する。ピザやハンバーガー、すしなど、多様な料理を1つの空間で楽しめるのが特徴だ。
フォジー・グループは日本産品の取り扱い拡大に意欲をみせる。シルポでは、世界各国をテーマとする食品コーナーを設置しているが、2026年3月に日本食品のコーナーが設置された。日本の菓子や飲料などを中心に、新たに数十種類の日本製品の販売が開始された。同社のウェブサイト
によると、キーウ市の約40店舗、リビウ市の7店舗を含む、ウクライナ全土にわたる店舗で日本食品コーナーが展開されている。
(ダリア・カラペトロバ、柴田紗英)
(ウクライナ、日本)
ビジネス短信 81461514601a8dc3






閉じる