海外展開意欲を持つ奈良県企業に対し、ジェトロと大学生らが事業計画策定を支援

(日本)

奈良発

2026年03月05日

ジェトロと奈良国立大学機構などは224日、奈良県企業の海外輸出を地域で支援するタスクフォース「奈良から世界へ!」の報告会を奈良市内で開催した。本タスクフォースは、なら産地学官連携プラットフォーム外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますの中で参加機関を募り、実施したもの。県内大学生や県内企業、ジェトロが、202510月から約5カ月にわたり講義やグループワークを通じ、リメーク着物などを扱う盛生商美(奈良市)の海外事業計画を策定した。

タスクフォースでは参加者がチームを組み、海外輸出やマーケティングに関するノウハウの提供や事業計画の策定支援を行う。産官学連携を通じた企業の多角的支援、県内の人材育成を目的としている。

タスクフォースでは、大学生が中心となり、チームに分かれて輸出候補先を選定。講義やグループワークのほか、現地在住者や奈良公園での外国人観光客に対するヒアリングを通じて、各市場のニーズや文化的背景を調査。報告会で、選定国の市場特性や親和性、販売方法を発表した。

写真 講義やグループワークの様子(ともにジェトロ撮影)

講義やグループワークの様子(ともにジェトロ撮影)

調査に参加した奈良県立大学地域創造学部2年生の江島花音氏は「海外販路開拓に取り組む中で、自由な視点を持ち深く考えることの大切さを実感した。海外の方へのインタビューなども通じて新たな発見と学びを得ることができた」と語った。

盛生商美の盛生佳子代表取締役は「学生と接して、固定概念にとらわれず新しい案を生み出す発想力の豊かさ、自分と異なる意見も受け入れ建設的に議論できる柔軟さを備えていると感じた」と話した。

写真 発表会の様子(ともにジェトロ撮影)

発表会の様子(ともにジェトロ撮影)

事務局や講師を担当した奈良国立大学機構奈良カレッジズ連携推進センターの杉村逸郎教授は「学生の柔軟な視点、盛生商美の挑戦意欲、ジェトロ奈良の専門的知見。ともに市場調査や戦略を練った経験が、奈良の製品を世界へ届ける大きな力になると確信している」と語った。

(奥田将太)

(日本)

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