チェコ、2025年のGDP成長率は2.6%に拡大
(チェコ)
プラハ発
2026年03月05日
チェコ統計局の3月3日の発表
によると、2025年第4四半期(10~12月)の実質GDP成長率(季節調整済み)は前期比0.6%で、9期連続のプラス成長を維持した。2025年通年の成長率は2.6%で、2024年の1.1%から大幅に拡大した。
第4四半期のGDP成長率を需要項目別にみると、総固定資本形成および家計最終消費支出が、前期比でそれぞれ1.7%増、1.3%増とプラス成長の主因になった(添付資料表1参照)。ただし、在庫変動のマイナス影響により、総資本形成は1.3%減となっている。
産業部門別にみると、建設(前期比3.3%減)、不動産(0.3%減)を除く全部門でプラス成長になった(添付資料表2参照)。製造業は2.2%増で、前期の0.3%増から大幅に拡大した。また金融・保険も2.7%増と、前期の2.3%増から拡大した。
2025年通年のGDP成長率を需要項目別にみると、家計最終消費支出が前年比3.0%増(寄与度1.1ポイント)で、前年の2.2%増からさらに拡大し、政府最終消費支出(2.2%増、寄与度0.4ポイント)とともに成長を牽引した。また、外需(輸出―輸入)も寄与度0.1ポイントで成長に貢献した。
産業部門別にみると、運輸、小売り、卸売り、宿泊・飲食サービスが前年比4.1%増(粗付加価値における寄与度0.7ポイント)で、成長に最も貢献した。また、情報・通信(7.8%増、同寄与度0.6ポイント)、および前年の3.3%減からプラスに転じた鉱工業(1.5%増、同寄与度0.4ポイント)も成長を押し上げた。
チェコ国立銀行(中央銀行)は、同日発表した第4四半期のGDP成長に関するコメントの中で、需要項目別・産業部門別ともにほぼ全主要項目でプラス成長となった事実を指摘し、成長基盤の堅固さを強調した。同時に、チェコ経済が堅調な成長ペースを維持し、ますます成長基盤を強化する傾向にあることから、今後も成長が継続する可能性が高まっていると述べた。2026年の展望に関しては、内需・投資のほか、外国貿易の寄与度も高まっていくことが予想されることから、2025年の成長率をやや上回る3%程度の成長が見込まれるとしている。
(中川圭子)
(チェコ)
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