UAE、イランからの弾道ミサイルなどの攻撃に対処も、一部で被害発生
(アラブ首長国連邦、イラン、米国、イスラエル)
ドバイ発
2026年03月05日
アラブ首長国連邦(UAE)国防省は、米国とイスラエルによるイランへの攻撃から4日目を迎えた3月3日未明(UAE時間)、イランから一斉発射された弾道ミサイルを同国の防空システムが迎撃したと発表した〔3月3日付国営エミレーツ通信(WAM)
〕。
同日にUAEのフジャイラ首長国にある石油貯蔵施設が、ドローン攻撃による被害を受けた〔3月3日付UAE紙「ハリッジ・タイムズ(Khaleej Times)」〕。施設では、火災が発生したが、現在は鎮火しているという。フジャイラはオマーン湾につながる石油パイプラインの出口となっており、ホルムズ海峡の外に抜ける重要な位置にある。
UAE国防省は、3月3日の1日だけで防空システムによって弾道ミサイル11発とドローン123機を迎撃したと発表。一方、1発のミサイルが国内に着弾したが、人的被害はなかったとしている。同省によると、2月28日以降、UAEに向け発射された弾道ミサイルは計186発に上り、このうち172発は撃墜、13発は海上に落下、1発が国内に着弾した。ドローンは812機を検知し、うち755機を迎撃、57機が国内に落下、巡航ミサイル8発が検知・撃墜されたという。
また、米国国務省は中東全域(UAE、サウジアラビア、クウェート、バーレーン、カタール、オマーン、イエメン、イスラエル、ヨルダン、シリア、レバノン、イラク、イラン、エジプト)に滞在する米国人に対して退避勧告を発出した。また、UAE、サウジアラビア、クウェート、バーレーン、カタール、オマーン、イスラエル、ヨルダン、レバノンの渡航危険レベルを4段階のうち3に引き上げた(イラン、イラク、シリア、イエメンはレベル4)。
同日夜(UAE時間)には在ドバイ米国総領事館がドローン攻撃の被害にあった、と報じられた(3月3日付「ガルフニュース」)。
(清水美香)
(アラブ首長国連邦、イラン、米国、イスラエル)
ビジネス短信 7abf6761121297c8






閉じる