ジェトロ、T-HUB連携プログラムの参加学生向けにインドビジネスセミナー

(日本、インド)

浜松発

2026年03月03日

ジェトロは、東海地区の大学コンソーシアム「Tongali」と連携し、ジェトロとして初めて大学生・修士・博士向けインド渡航プログラム「T-HUBアクセラレーションプログラム」を22327日の5日間実施した。また渡航前の準備として、212日に参加学生を対象に、英語ピッチのブラッシュアップおよびインドビジネスの理解を目的としたセミナーを開催した。同プログラムは、学生の国際的な起業家精神の醸成や、インドのスタートアップ・エコシステムへの理解促進、ビジネスアイデアのグローバル化を目的とする。ジェトロは、アジア最大級のスタートアップ拠点であるインドのハイデラバードにある「T-HUB」(2022年7月11日記事参照)と連携し、愛知県および静岡県の学生9人を2月末にハイデラバードへ派遣し、スタートアップとのネットワーキングや、学生のビジネスアイデアに対するメンタリングの機会を提供した。

写真 学生による英語ピッチの様子(ジェトロ撮影)

学生による英語ピッチの様子(ジェトロ撮影)

セミナー前半のピッチセッションでは、経営コンサルティングのワンドロップス(Onedrops、本社:東京)代表取締役の村重亮氏、カスタムソフトウェア開発のイノベーチャーテクノロジーズ(Innovature Technologies、本社:東京)代表取締役のシヴァン・ジジョ氏が講師を務め、学生のビジネスアイデアに関する英語ピッチについて個別に助言した。両氏は、ピッチでは競合するサービスや商品との差別化を明確にすること、徹底した事前準備が不可欠であることを強調した。さらに、事業に関してはすべてを自社で完結しようとはせず、外部からの商品調達や外部企業との協業も選択肢として検討すべきだと助言した。

セミナー後半では、ジジョ氏を中心として対談形式でインドのビジネス文化に関する講義を行った。インド市場では課題へ即時に対応し、迅速な意思決定が重視されること、議論の場では積極的な発言が求められ、結論を第一に伝える明確な意思主張が不可欠であることなどが指摘された。また、渡航前に自らのビジネスアイデアのターゲットを明確にし、仮説を持って現地に臨むべきとの助言もあった。

写真 ジジョ氏による講義の様子(ジェトロ撮影)

ジジョ氏による講義の様子(ジェトロ撮影)

セミナーに参加した学生からは、「渡航前に事業案の精度を上げる必要性を認識できた」との声が寄せられ、学生にとってプログラム参加に向けてビジネスアイデアを磨く機会となった。

(杉山希実)

(日本、インド)

ビジネス短信 7aa182a255e6af6d