米ラスベガスで建設機械・建設技術総合展示会「CONEXPO-CON/AGG2026」開催
(米国)
シカゴ発
2026年03月16日
米国ネバダ州ラスベガスで3月3~7日、米国設備機器製造者協会が主催する北米最大の建設機械・建設技術の総合展示会「CONEXPO-CON/AGG2026」が開催された。本展示会は3年に1度開催されており、今回は約27万平方メートルの展示スペースに2,000社を超える企業が出展し、世界128カ国から14万人以上が来場した。
展示内容は、最新の建設機械をはじめ、電動化や先端油圧システムなどの周辺技術、人工知能(AI)を活用した現場管理や安全性向上技術、スマート施工システムなど多岐にわたり、デジタル分野の比重が大きく高まった点が特徴だ。屋外展示では、巨大建機や高層クレーンが並び、AIや施工アシスト機能などを備えた新型機のデモンストレーションも行われた。
基調講演では、農業機械最大手ジョンディア(本社:イリノイ州モリーン)が自動化・データ活用による生産性向上と人手不足解消の技術戦略を提示し、建設・鉱山機械大手キャタピラーは、実用段階にある革新的機械技術を通じた安全性と効率性の向上を強調した。さらに、アマゾンのクラウド事業子会社アマゾン・ウェブ・サービス(AWS)はAI・IoT(モノのインターネット)・クラウドを基盤に、建設現場の接続性向上とコスト削減、安全性強化を実現するデジタル変革の方向性を示した。いずれの講演も、建設業界の根本的課題である、労働力不足、安全性確保、効率化、サステナビリティーを解決する技術に焦点が当てられた。
今回の展示会は、電動化・自動化・デジタル技術などの革新技術が実用段階へ至り、労働力不足や安全性向上、脱炭素化などの課題に対する具体的な解決の道筋を示すものとなった。
屋外ブースで披露された新型建設機械のデモンストレーション(ジェトロ撮影)
(村山裕紀)
(米国)
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